Mtoys日記       
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2019年7月31日(水)
わらべ館

 7月20〜21日は鳥取へ。鳥取のおもちゃと童謡の
博物館「わらべ館」で開催中の「おもちゃパビリオン」
というイベントのため。わらべ館30周年記念のイベン
トで、児童書作家の杉山亨さんのトークショーをはじめ、
おもちゃ作家の作品展、ワークショップなど盛りだくさ
んの内容で、8月7日まで続く。
私は、担当するワークショップが7月21日にあるので、
前日から「前ノリ」。土日なので妻も時間があったので
一緒にでかけた。
20日は仕事がなかったので、砂丘や浦富海岸に車で行
ってみた。子どもが小さいころは毎年浦富海岸に海水浴
に来ていたので懐かしかった。いつも泊まっていたプチ
ホテルが草ぼうぼうで営業していない感じだったのが寂
しかった。「砂の美術館」というところもちょっと行っ
てみたりした。

 夜、夕食を食べた鳥取市内の「たくみ割烹」さんが、
とてもおいしくて満足。

 翌日はワークショップ本番。1回の定員が10名なの
で、一人で対応可能だし、妻は手伝いを免除。一人で浦
富海岸の遊覧船に乗ったり、市内でぶらぶらしたりして
いたとのこと。
 ワークショップは、午前の部が「カエルさんジャンプ」
午後の部が「フリースローゲーム」。定員+αの方々が
楽しんで作ってくれた。

 わらべ館も、おもちゃをフィーチャーした博物館とし
ては古いほうに入る。バブルの頃にできた建物らしい空
間だ。開館したころからおつきあいがあるのでなにかと
訪れることも多かった。漫画などの原作にちなんだキャ
ラクター関係の施設は鳥取には多いが、こういうノンキ
ャラクターの遊びのミュージアムはぜひ残っていって
ほしいと思う。

2019年6月26日(水)
25年目のおもちゃばこフォーラム

 雨入りが遅い今年の6月、22日〜23日に
恒例の「おもちゃばこフォーラム IN 京都」が
開催された。今年の会場は京都市の北の端のほう
鷹峯のあたりにある然林房という旅館。なかなか
きれいなところだった。

 口開けは、児童書作家杉山 亮さんの全員参加
のワークショップ。今年のテーマは「ケーキを作
る」。用意された色画用紙やティッシュなどを
使って、平たい形の紙コップを加工して各自がケ
ーキを作るというお題。みんな頭をしぼって、自分
なりの工夫でケーキらしく見えるように工作する
のだ。出来上がった作品を一堂に集めての撮影は
盛り上がった。



 夜は、杉山さんのお話ライブと、あらゆる筒と
いう筒を笛に変えて演奏してしまう「ふえふきね
ずみ」こと福谷一美さんと北村麻也子さん。(プ
ロの方です)
 9時半からは、「大人のワークショップ」。私
は、基尺をそろえた木片をたくさん用意して、そ
れを利用して「ユニット積み木」を発想してもら
った。ある基本形→ユニットが10個ほどあると、
さまざまな組み合わせで規則性のある造形ができ
るということを体験してもらった。皆さん熱中し
ていただいたようだ。
 1日目のすべてのプログラムは終了だが、皆さ
ん大広間でいろんな輪ができている。今年は、ゲ
ーム輸入販売会社クレーブラットの畑さんが紹介
するボードゲームをやる人たちの輪が盛り上がっ
ていた。畑さんが盛り上げ上手なので、朝まで続
いていたもよう。
もちろん私は12時すぎには就寝。
 翌朝は、おもちゃばこフォーラム名物の「おも
ちゃまつり」。16〜7ほどのブースでいろんな
おもちゃを作ることができる。私が用意したのは
「お好み焼きロボ」。ここのところいろんな家事
をするロボットを毎年テーマにしていて、2年前
は箒で掃く「お掃除ロボ」、去年は拭き掃除する
「お掃除ロボU」だった。毎年参加してコンプリ
ートしている方もいる。

 午後からはおもちゃ屋さんのキッズいわきぱふ
の岩城さんのお話。「主体性を育む子育て」と題
した内容。AI時代に主体性を持って生きていける
子どもが育っていないと、日本は危機に陥るだろ
うという危機感がある。そうした主体性を、こど
も時代の遊びをとおして獲得していくことの重要
性がいろんな具体的な例をあげて面白く話された。

 今年のおもちゃばこフォーラムも充実した内容
だったと思う。単なるエンターテインメントでは
なくて、子どもと関わる上で必ず生きてくる遊び
のヒントや、提案に満ちているので、「目に見え
ないお土産」が多いなあと私は思っている。
 もちろんおもちゃまつりで作ったおもちゃや、
フリーバザールで購入した珍しいおもちゃなど
「目に見えるお土産」もいっぱいあるんだけど。

2019年6月16日(日)
goodus

 京おもちゃ美術館のいろいろな活動や、全国のおもちゃ
に関する情報などを掲載するWebマガジン「Goodus」の取材
を受けた。(取材は5月はじめだったのだが、WebにUPされたの
が最近なのだ。)
 取材は、Goodusでおもちゃ関係者のところに訪問して紹介
する記事担当の橋本光子さんが来られた。(おもちゃコンサル
タントとしてグッドトイの選定などに関わっておられる

 
記事は、前編と後編に分けて掲載される。今配信されている
のは前編。主に私のおもちゃ「ぼかん」についての内容とな
っている。ぼかんのコンセプト、開発話などがわかりやすく
紹介されている。Goodusは左記 http://goodus.jp/detail/1/1169



取材を受けたときは、たいがい私の工房だけではなく、地元
で私のおもちゃを扱ってくれている専門店キッズいわきぱふ
さんにご案内する。今回も一緒にぱふさんへ。偶然オーナー
の岩城さんがおられて、おもちゃや子どもをとりまく現状の
お話をうかがうことができた。橋本さんも充実した京都行と
なったのではないかな・・。


 

2019年5月28日(火)
瀬戸内芸術祭へ

 ても気持ちのいい島旅だった。5月18〜19日
の土日、「瀬戸内芸術祭」を見にでかけた。
 姫路港から小豆島に渡る。バスに乗って作品展示のある
町で降りて見て歩く。終点は小豆島で一番大きな町である
土庄。「迷路のまち」などを見たあと、山のほうに行くバ
スに乗る。春日神社前というところで降りると、瀬戸内の
島々によくある棚田が広がる美しいところ。その中に台湾
のワンウェンチーという作家の作った竹のハウスがある。
中に入ると風が抜けて気持ちがいい。

 その日の夜は土庄で泊り。土庄港近くの旅館。少し古い
旅館だったが、とても親切で気さくなところだった。

 次の日、朝一番の船で豊島(てしま)に渡る。豊島の家
浦港でまずレンタサイクルを借りる。豊島は小豆島よりも
ずいぶん小さい島なので、自転車で回るのがちょうどいい
のだ。電動アシスト自転車を借りたのだが、走り出しが軽
く、とても楽なのに驚いた。島の細い道をゆっくりと回っ
ていく。島ならではの風景がとても心地良い。いっきに山
のほうに行き、壇山の中腹にある「ささやきの森」にある
クリスチャン・ポルタンスキーの作品を見る。たくさんつ
るされた風鈴が風に揺れて涼し気な音を立てる。朝のひと
ときになんか不思議な気分になった。その後、唐櫃港のほ
うに降りて行き、野外作品などを順に見る。海に出たらと
ても風が強く、妻は帽子を飛ばしていた。
 再度坂を登り、「豊島美術館」をめざす。電動アシスト
とはいえ、長い坂道は少し堪えるのだが、そこは最近ジム
で鍛えていることもあって、なんなく豊島美術館に到着。
美術館のある道は、上から走ってくるとまるで海に突っ込
んでいくかのようなダイナミックな景色。

 実は、7年ほど前、妻はこの豊島の保育園に1週間
ほど応援のため保育士として赴任していたことがあるの
だ。その時、休みの日にこの豊島美術館を訪れ、この道
の風景が忘れられなかったと言っていた。7年ぶりに豊島
に来ることができて、その時の印象がワーッとよみがえっ
たようだった。
 昼は家浦港に戻り、「海のレストラン」というモダンな
レストランで昼食。目の前に海が広がるロケーション抜群
の店だった。豊島美術館をはじめとして、そこらじゅうに
外国人観光客がいっぱい。もうすでにベタな日本の観光地
を卒業してこのような島巡りとかに興味が移ってきている
ようだ。
 午後になって、家浦港から船に乗り、今度は直島へ。船
の時間に合わせないといけないのでゆっくりもしていられ
ない。ほんとはもっとのんびりと島の空気を味わいたいの
だが・・・。
 直島に着くとすぐバスに乗る。ここも外国人がいっぱい。
有名なベネッセハウスで降りる。安藤忠雄設計のコンクリ
ート打ちっぱなしの建物。中には現代アート。またバスに
乗り反対側の本村港で降りる。狭い道に黒い板塀の日本家
屋がひしめく趣のある街並み。そのなかに芸術祭参加の作
品などが点在する。港近くのカフェで一服。混んでいるの
で相席。目の前は外国人カップル。斜め前の席には中国人。
不便なはずの島が国際的になっている。芸術祭のプロジェ
クトがこうして瀬戸内の島々の「町おこし」になっているこ
とは間違いない。
 やがて夕方の船の時間が迫ってきた。ここから今度は本土
(岡山県宇野)に渡るのだ。宇野にも芸術祭の展示がある。
在来線で岡山まで行き、いっきに新幹線で帰った。1泊の駆
け足旅行だったが、瀬戸内海の島の空気とアートに触れた楽
しい旅だった。また来たいな・・。


2019年5月14日(火)
フィールドオブ倉敷

 てもいいお天気の二日間だった。フィールドオブ
倉敷が開催された5月11日〜12日のこと。
 私は5月10日から倉敷入りし、いつものように夜
はおもちゃ作家仲間の若林さんと、倉敷在住の組木お
もちゃデザイナー小黒三郎さんのアトリエを訪ねる。
この日はここではなくて、美観地区近くにある小黒さ
んのお知り合いのタクさんのやっているお好み焼き屋
さんへ。神奈川県からこられた小黒さんの教師時代の
教え子であるT夫妻と若林さんの奥様を交えて、にぎや
かな宴会となった。タクさんも組木をやるので作品を
いろいろ披露してくださった。


 翌日からはフィールドオブ倉敷の本番。今年で14
年目だが私は初回から参加しているので14年も毎年
倉敷に来ていることになる。
 私の木のおもちゃワークショップブースは早くも行
列が・・今日も忙しくなりそうだ・・。「はばたく鳥
のモビール」とバスケットボールのおもちゃ「ミニフ
リースロー」の2種を作っていただいた。毎年のこと
だが、土曜の午前中は、毎年参加してくれる常連の方
も多く、待ち構えていてくださるのでありがたいなあ
と思う。

 午後からは妻が京都から手伝いで参加。一人で3人
〜4人を教えないといけないので一人でもスタッフが
増えると大変助かるのだ。

 忙しい1日目を終え、美観地区の近くにあるカフェ
で妻としばし休憩。その後私は会場に戻り、別行動。
片づけなどを終えて、車で駅の北側にあるビジネスホ
テルにチェックイン。部屋番号を知らせるため妻の携
帯にTELすると「もしもし」と違う女の人の声。『えっ
?なんで?』と思ったら続けて「私先ほど来ていただい
たカフェの者ですが、奥様がこの携帯をお忘れになった
ので、いけないかなと思いましたがたぶんご主人からだ
ろうと思い、出させていただきました」という。
親切に預かってくださってたのだ。早速取りに行きます
とホテルを出て歩いていると、自分の携帯が鳴り今度は
妻の声。「ごめん。カフェに忘れたのに気づいて取りに
行った」とのこと。
そのまま落ち合って夕食へ。海鮮のおししい料理屋さん
「白壁」で瀬戸内の海の幸をいろいろいただいた。

 二日目もいい天気。案の定目まぐるしい忙しさで、1
00名以上のお客さんが作ってくれた。
 ワークショップで忙しくてあまりお話はできなかった
が、地元倉敷の知り合い、遠く愛媛県の松山から来てく
れた知り合い、などなどいろんな方がブースを訪ねてく
れた。
皆、おもちゃを通じて知り合った方々で、こうした人と
のつながりがたくさんできたのもこの仕事をしてよかっ
たことのひとつだなあとつくづく思った。