Mtoys日記       
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2023年7月19日(水)
おもちゃばこフォーラム2023

 今年で27年目になる。いや「おもちゃばこフォ
ーラム」の話。旅館や宿坊を借り切っておもちゃ
や遊び、子育てなどに関する様々なことをやるイ
ベント。講演、ワークショップ、手作り品や珍し
いおもちゃの販売、プロのマジックや人形劇など
の公演、伝承遊びのレクチャー、おもちゃ作家に
よるワークショップなどなど盛りだくさんな内容。
 スタッフとして関わって27年目ということは、
始めた頃は40代になったかならなかったかの頃だ。
もちろん他のスタッフも若かった。

おもちゃばこフォーラム2023より

 今回参加者の希望はすぐに埋まり、80名の定員
を超す参加者があった。コンピューターゲームやス
マホゲーム全盛のこの時代、実物で遊ぶアナログ的
な遊びは消えつつあるのかなと思ったら少し違うら
しい。むしろ人々の指向性は多様化しているのだ。
木のおもちゃ、ボードゲーム伝承遊びなどは逆にフ
ァンを増やしている。
それらがメジャーになることは決してないのだが、
AIなどが幅を利かせてくるに従ってますます対抗文
化としてのアナログ遊びは注目されてくるのかなと
思える。

 おもちゃばこフォーラムの我々スタッフは、ずー
っと実物での遊び、対面での遊び、言葉やコミュニ
ケーションの遊びなどを大事にしてきた。時代を先
取りしていたのかもしれない。

2023年5月20日(土)
FOC倉敷に参加

 1年ぶりの倉敷。例年参加しているクラフト
フェア「FOC倉敷」だ。毎年ワークショップブー
スを担当させてもらっていて、最近4〜5年は妻も
手伝いで参加してもらっている。
 前日の5月12日(金)にまずはひとりで倉敷入り。
午後3時くらいに着く。前日は何もないので大原
美術館に入ってみた。世界の名作絵画の本物が
見れるのでいい時間を過ごせた。
 翌日は本番。今年も去年人気だった「ミニメリ
ーゴーランド」を用意。コロナが5類になったこと
もあってか、お客さんの数が去年以上に思える。
マスクをしている人がずいぶん少なくなったのも
うれしい。


 「去年も同じの作ったけどもう一回作る」と言っ
て作ってくれた子もいた。午後からは新幹線で来た
妻も合流。だんだんと雨模様になってきたがあまり
客足はとぎれなかった。忙しい一日が終わる。
 近くのカフェで小休止。美観地区周辺の店はだい
たい5時くらいで閉店なので開いている店は少ない。
夕食は予約していた和食処で。瀬戸内の魚や蛸が
うまかった。
 翌日も朝から盛況で、用意したキットはどんどん
無くなっていく。今回は必死で準備して相当たくさ
んの数を用意してきたので足りなくなる心配はない。
合間にいろいろと知り合いも訪ねてきてくれる。
 こう書いてくると順調に2日間が過ぎたように思わ
れるかもしれないが、実は前日から喉がイガイガして
いて鼻詰まりもあったのだが1日目はなんとかしのげた。
ところが、二日目の日曜には声がかすれて出なくなり、
ワークショップの指導も聞きとりにくかったと思う。
熱はでなかったのだが軽い風邪ではあったのだろうと
思う。準備がハードすぎたのが響いたのだと思う。
 かすれ声の私に代わって応援サポーターの方がが
がんばってくれたのでおおいに助かった。このFOC倉
敷は地元で募集して2日間ボランティアで手伝ってい
ただく登録サポーターを確保している。作家にとって
助けていただくメリットと地元の方がクラフト作家と
触れ合ってものづくりのことを知ることができる双方
のメリットがある。

2023年4月20日(木)
淡路島旅行

 4月のある日、いつもの友人たちと旅行。
明石海峡大橋を渡って淡路島へ。2年ほど
前にも同じメンバーで淡路島には来ている。
 まず北部にある「県立公園あわじ花さじき」
に寄り、途中で買ったお弁当を食べる。広大
な敷地には花がびっしりと咲きその先には海
が見える。気持ちいい場所でのお昼はとても
おいしかった。マスクをしていなくても誰か
らも何も言われないのも気持ちがいい。

県立公園あわじ華さじき

 午後は南部に降りて鳴門の渦潮を見に行く。
友人の一部は渦潮のただ中を通る遊覧船
に乗りにいった。私たち半分の3人は鳴門海峡
大橋の中を徒歩であるく遊歩道へ。吹き曝し
の風がビュンビュンと吹く巨大な橋の下部の
遊歩道を下を見ながら歩く。ところどころガラ
スになっていて下の渦潮が見えるのだ。なかな
かの迫力。しかし寒い。ふるえながら戻り、売
店で熱いコーヒーを飲む。

橋から下を覗くと渦潮の横に遊覧船が見える

 その後皆で落ち合って宿へ。この日の宿は休
暇村南淡路。(前回はホテルニューアワジ夢泉
景だった)夕食後はグダグダと6人で話し込む。
 翌朝、朝から徳島側に渡り、大塚美術館へ。
前回も行ったのだが見切れなかったので再度
訪れた。中世やルネサンス期のヨーロッパ絵画
は相当数があるのだが近代になるほど数が
少なくなり、コレクションが薄くなってくるの
が少し不満。でも、今凝っている水彩画の参考
に印象派の光と色はとても感銘を受けた。
 お昼は淡路島に戻り、「淡路島バーガー」を
食べる。付け合わせのタマネギがうまい。
その後はゆっくりと西岸をドライブしながら北
上。明石海峡大橋のたもとまでたどりついた。
 コーヒーを飲みたいのだがなかなかいい店が
見つからない。あっても店休日だったりしてう
まくいかない。友人の一人が、海沿いの狭い横
町を入っていく。「そんなとこになにもないや
ろ」と皆はついていかない。すると向こうのほ
うでその友人が腕で大きなマルを作っている。
あったようだ。
 ぞろぞろと行ってみると、ちりめんじゃこを
干す作業場などが並ぶ海辺の家並みにおしゃれ
なカフェがあったのだ。入ると一階は婦人服の
セレクトショップになっている。工場のような
階段をカンカンカンと登ると二階はとても広い。
お店の人に聞くと元縫製工場だったそうだ。
だだっ広い空間のなかに不ぞろいな少しレトロな
椅子やテーブルが置かれているゆるーい雰囲気。
端のほうには寝ころべるソファもある。スコーン
とアップルパイが売りなのだそうで、併せて飲み物
を頼むと、大きめのカップのコーヒーがうれしかった。
若い人が好みそうな雰囲気が漂うのだが我々の
ような年代のものもゆったりとさせてもらった。
 そこからは一気に高速で帰路へ。ひさしぶりの
旅行、とても楽しかった。