先日、作家仲間と新年会をした翌日、仲間同士で新しくできたホームセンターに行った。京都の南部で
大阪府との境くらいの住宅地にあるのだが、今までになく巨大な店舗だった。2Fは、東急ハンズのようにクラフト素材や道具、文具などが豊富に揃った売り場になっていて、おそらくこのへんの住宅地の人々の趣味のニーズに応えるという感じなのだろう。トールペイントとか陶芸とか・・・。
木彫などの素材や道具もあったが、木が高い!我々が手に入れるルートと違うのか趣味用のものはバカ高い値段になってしまっている。
1FはDIYのフロアだが、かなり規模が大きい。電動工具などはメーカーごとにコーナーがあるし、材木も多種多様だ。けっこう安い。三相(200V)用のモーター各種とかそれ用のプーリーやベルトまであって、町工場でも開けそうな勢いだ。作家仲間は「好き者」ばかりなのでついつい時間を忘れて見て回った。
ただ、悲しいかな日本のホームセンターにしてはすごい品揃えなのに、品目が「建築」に偏っている。これはどこのホームセンターにもいえることで、一番売れ筋なのがそういう関係なのだから仕方がないが・・。我々のような小規模な木工工房にふさわしいものがあまりにも少ない。木のおもちゃの製作に必要な小型で精度のでる電動工具なんかが全然といっていいほど揃わない。大工さん向きの機械ばかりなのだ。それ故、仲間うちでは、輸入電動工具を手に入れる人が多い。
売っている木材も、建材中心なので、針葉樹やベニヤ系ばかりだ。我々がよく使う広葉樹は無い。(まあ、ホームセンターで買おうとは思わないけど。)
以前にも書いたが、ドイツのホームセンターでは、やはり手作りを楽しむ人口が多いためか小型の昇降盤とか、自動カンナ盤とかボール盤なんかがいろいろあって、本当に買って帰りたかった。先端工具にしてもルータービット
のセットとか、いろいろと安くてたくさんあった。
やはり、住宅事情の差が大きいのかな・・・。家庭に作業場を持つというのが難しいよね・・。よほどの「好き者」だけだもんなあ・・。
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