最近、どこでも「カードを作りませんか」と勧誘してくる。店の利用ポイントがつく、クレジット兼用の
カードだ。郵便局なんかでも勧誘してくる。いったいそんなにたくさんクレジットカードを作らせて何の意味
があるというのか。しかも作るたびに個人情報を渡してしまうわけだし。
クレジットカードは、失くしたらすぐにカード会社に連絡して止めてもらったりしないといけないし、スキミング
とかそういう被害にも注意しないといけないし・・・管理が大変なので1〜2枚あれば充分だと思うけど・・。
海外ではどうしても必要な場面が多いので持たざるを得ないが国内では基本的にはいちいちカードで払うのは嫌いだ。
カードで決済するということは、支払いをなんらかの形で先送りにすることなので、「借金」と同じだという感覚がある。
痛みは現金で払うそのときにできるだけ味わうのが良い。いつのまにか口座から落ちて痛みを伴わない
のは不自然だし不健全だと思う。(まあ、住宅ローンという借金は仕方ないけど・・・)
テレビをつければ当たり前のように消費者金融のCMがこれでもかこれでもかとやってるし・・。
無理やり借金や先送りで消費をさせてようやく今の繁栄が成り立っているというのなら、そんなの「あげ底国家」なん
じゃないの?
コンビニが消費の時間的制約を無くして、買い物の「がまん」を崩壊させたのと同時に、カードやクレジットが
経済的な「がまん」を崩壊させた。「美しい国」なんてちっとも思えなくなっている。
せめて美しい木のおもちゃをひとつでも世に送りだしたい。
|