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2008年8月18日(月)
足止め

 8月9、10日と大阪で仕事。11日〜12日は岡山で仕事と出張が続いた。

10日大阪難波での仕事を終え、電車で帰ってきた。
京阪本線から京阪宇治線に乗り換えて4つ目の駅で降りると歩いて家に帰れるのだが、
乗り換えの「中書島」駅で宇治線に乗ろうとホームへ渡るとすごい人ごみ・・。
駅員が整理して、「この電車は満員のため次にお乗りください」と叫んでいる。
なにがあったのかと思えば「宇治川花火大会」の日だったのだ・・。
楽しんで行く人には悪いけど『たかが花火で、なんで自分の家にスッと帰られへんねん!』
と内心キレてしまった。
次の電車に乗る人も長蛇の列なので、並ぶのがきらいな私はキレた心のまま駅を出て
タクシー乗り場へ。タクシーの運転手さんにこぼしながら、電車なら150円ほどのところを
タクシー代1500円使って家路についたのだった・・。
 そして12日、岡山の玩具博物館での仕事を終えてまた電車で帰ってきて、
京都駅でJR宇治線に乗ったところ・・・「沿線にて人身事故が発生しましたのでしばらく
発車を見合わせております」というアナウンス・・・。
20分たっても30分たっても発車のきざしはない・・。降りて近鉄線や地下鉄で回り道して帰る人
がどんどんでてきた。私もじっと待つのは嫌なので近鉄線に乗り換えることにした。

『なんでたまに電車移動したら足止めばっかり食らうねん!』と
二回もつづいた不運にうんざりしたのだった・・。
まあ、仕事のほうは二ヶ所とも楽しく終えられたのでよかったんだけどね・・。

2008年8月4日(月)
恒例の四国ツアー終了

 最近、毎年恒例になってきた四国でのワークショップが終わった。
今年も暑かった・・・。今回は飛行機ではなくJRで松山へ。新幹線
で岡山までは1時間弱。あっという間だ。そして特急しおかぜに乗り換え
て四国に入る。瀬戸大橋を渡ってしばらくしたら『もうそろそろかな』と思う
のだが、そこからが長い!結局2時間半かかってやっと松山着。
 松山では2日間に渡り2ヶ所でおもちゃ教室。2日目の大五木材さんでの
おもちゃ教室では、この暑さにも関わらず去年より更に多くの人が集まって
くださり、盛況だった。その夕方から香川県高松に移動。香川に入ると
ベターっとした平野にお椀をふせたような山がぽこぽことそこいらにある
独特の風景でわかる。毎年、ギラギラと照りつける太陽の中でこの風景
を見ると、『讃岐にまた来たなあ・・・』と思う。
 翌日のさぬきこどもの国でのおもちゃ教室を終え、
松山〜高松と四国での暖かい人たちとの交流を深めた後、
心地よい疲れと共に京都に帰り着く。またすぐに次の教室が待っている
のでのんびりとはできないけど・・・。


大五木材さんではこの「木の玉プール」やエムトイズのおもちゃなどを持って県内各地を回って
子ども達と遊ぶ企画をしておられる。



今年のさぬきこどもの国のおもちゃ教室はお父さんの姿が多かった。 
 

2008年7月22日(火)
のせっこゲーム

 昨日、滋賀県草津市のおもちゃ店「ぱふくさつ店」
企画のおもちゃ教室があって出かけていた。
 3コマある教室のうち、最後の回で、ヤジロベーを
飛ばしてブロックに乗せる「のせっこゲーム」を作って
もらった。カラーフェルトを使って各自オリジナルの
カラーリングを楽しんでもらったのだが、なかなか面白い
作品ができあがった。
 ヤジロベーに蝶ネクタイをさせてキャラクター化して
いる女の子、ヤジロベーに阪神タイガースのユニフォーム
を着せ、台にはダイヤモンドをフェルトで描いてグラウンド
にした男の子など、楽しい工夫がいろいろ見られた。
ゲームとして感情移入できるような、このような情景作り
をすると、「一個めのブロックに乗ったらヒット、2個目に
乗ったら二塁打・・」というふうにルール作りにまで発展
し、遊びが広がりそうな予感がした。
 いつもながら、子どもたちの発想に楽しませてもらっている。

2008年7月2日(水)
京都おもちゃ箱フォーラム2008

先日の土日、毎年恒例の「おもちゃ箱フォーラム」を
盛況のうちに終えることができた。

 たくさんの参加者(保育士さんが一番多かったように
思う。あと親子、子供に関わる仕事の方、おもちゃ好き・・
など)と一緒に楽しむ二日間は、なんともいえない
ここだけの感覚なのだ。
新しく参加した若いスタッフの一人がこういうことを言った。
「大人の修学旅行みたいで楽しかったです。」
・・・・うまいこというなあと皆がうなずいた。

 来年は京都のおもちゃ箱フォーラムも15周年を迎える。
変わらず充実してきた部分と、変える必要のある部分も
いろいろ見えてきた。一皮むけたおもちゃ箱を来年は
お見せできるだろうか・・・?



2008年6月24日(火)
夏に向かって

 もう6月も終わりに近づいてきた。6月から7月
そして8月にかけてかなり忙しくなってくる。毎年の
ことだけど・・・。主にこの時期、おもちゃ教室での出張
が続いていく。そのための準備もあって毎日忙しい。
 でも、夏に向かっていつも不思議と体調が良くなってくる。
春や秋はどうも胃の調子をくずしたり、風邪をひいたり
ということもありがちだが、夏はいつも調子がいい。
仕事して汗をかいて、シャワー浴びて飯食って、涼んで
、寝るというメリハリのあるパターンがいいのだと思う。
 それとも誕生日が8月なので、人間、自分が生まれた季節には
元気になるようにできているとか・・・。

 

2008年6月7日(土)
バレーとサッカー

 梅雨入りしたそうである。雨がきらいとかいうよりも、
塗装ができなくなるのがこの季節困る。
 今日は、バレーボール男子の対アルゼンチン戦で
五輪出場を決めた試合、続いてサッカーのA代表
ワールドカップ予選の対オマーン戦とがあり、どちらも
力が入る試合だったので、両方見終わったらけっこう
疲れた・・・。(でもまあ、バレーは男女とも五輪出場決定、
サッカーもとりあえず引き分けで勝ち点1を得てグループ
2位キープでよかったね)

2008年5月31日(土)
ブルーノ・ムナーリ展

 イタリアの芸術家でありデザイナーであったブルーノ・ムナーリ展を見に行った。
滋賀県立近代美術館で「生誕100年記念ブルーノ・ムナーリ展 あの手この手」
と題された展覧会で、ちょうど今日から7月6日まで開催されている。
 子どものための絵本、モビール、玩具、知育玩具、装丁デザイン
プロダクトデザイン、アート、映像、・・・・と多種多彩な作品はどれも
新鮮で画期的なアイデアにみちあふれ、しかも造形的に美しい。絵本のなかに
仕掛けを作ったり、自由に組み合わせるパターン遊びなど、現代の
絵本や玩具デザインに与えた影響ははかりしれないだろう。
 あるエレメントを自分の発想で組み合わせていく「知育」玩具群は、
フレーベルなどの無機的な構成玩具とは違い、どこかに有機的なアート
感覚が感じられる。色彩の明るさもまた同様だ。やっぱりイタリア人なんだな・・。
 おもちゃデザインをてがける者にとって、必ずその仕事群を見ておかなければ
いけない巨人のひとりであるといえる。

 ムナーリの「知育」玩具群のひとつに、正方形の板に刻まれた溝に紙の
カードを差し込んで立てて迷路を作るおもちゃがあった。私のおもちゃ「メイズ」
と同じ発想だ・・・。作られた年代を見ると1972年とあった。『先に考えた人が
いたんだな・・』と思ったものの、何故か悔しさはなく、ムナーリと同じ発想を
偶然得た自分が妙にうれしかった。


Mtoys日記

毎日は書けないけど、、ひごろ考えていることを垣間見てもらえたらいいかな
と思います。