<<前のページ | 次のページ>>
2008年11月15日(土)
BS

 BSやBSデジタルの番組を時々見るけど、世界の街歩きとか
紀行ものがのんびりしていていい。地上波の番組
はテンポが速かったりうるさかったりするのも多いが
BSではときどきこういうゆったりとした番組があるので
癒される。まあ、BSデジタルは通販番組みたいなのが多くて全体としては
ソフト力が弱いんだけど、ときどき「使える番組」もやってるのだ。
視聴できるようになったのは7月くらいからで、
それまで使っていたDVDレコーダーの調子が悪くなり
ハードディスクタイプのレコーダーを買って、チューナー
が内蔵されていたので見れるようになったのだ。(パラボラアンテナ
が新しく必要だったが・・・・)もちろん「地デジ」チューナー
もついているので一応地デジも見れる。
 NHKのBSでは、NBA(バスケット)やプレミアリーグ(
欧州サッカー)、MLB(大リーグ)など地上波で見られない
のがやっているのもうれしい。
 うちでは、地デジできれいに映らないチャンネルがあり、アンテナの
せいか、地域的な「難視聴帯」なのか・・・2011年になったら
困ることになるだろう。つまり、チューナーを買えば誰でもどこでも
すぐに見れるわけではなく、現在のアンテナの性能、地域の
視聴条件などによってトラブルのある世帯がいっぱいあるという
ことなのだ・・。解決のためにはチューナー代金以上のお金(アンテナ
の新調、工事費、アンテナでも無理な地域はケーブル契約・・・など)
がかかることになる。お年寄りの一人暮らし世帯などは本当に大変だ。
たぶん2011年が迫るにつれ困る人がどんどん増えてくるだろう。
そういう事情をおきざりにして強制的に一括移行していいんだろうか?

2008年11月12日(水)
ツリーハウス

先日の日曜日は、大阪のなんばパークスにある産経学園カルチャー
でのおもちゃ教室だった。
自然木の枝を樹木に見立てて、そこに小さなツリーハウスを作るという
ワークショップだ。すでに何年も前から私のおもちゃ教室の定番のテーマ
のひとつになっており、人気のある講座だ。
 最近は、同じものが出来上がるおもちゃ教室ではなくて、素材の工夫
やアレンジの自由度を増やして、自分なりのオリジナルに仕上げてもらう
ようにしている。たくさんの親子や女性どうし、単独女性(小さい男の子一人
をのぞいて、参加者は今回すべて女性でした。)がそれぞれに工夫して
楽しんで工作していただいた。自然木でシーソーやブランコを付け加えたり
屋根瓦の色を一部変えたり、ハンモックを作ったり・・・小さなツリーハウスの
情景の中に自分自身が入り込んだような気持ちで作っておられたのかも
しれない。


2008年11月4日(火)
倒れた自転車

郵便局に行く用事があって歩いていたら、50mほど
先の歩道で自転車が倒れ、おばさんが寝転がっていた。
倒れた瞬間は見ていないが、おそらくついさっきこけたのだろう。
急いで近づいて、「大丈夫ですか?」と声をかけると「はい」
と言って起き上がった。私は倒れた自転車を起こしたり、散らばった
荷物を拾ってあげたりしながら、ふと歩道の横の建物の出入り口
を見ると、車が止まっていた。その車は建物から出ようとして
目の前で自転車がこけたので「じっと」待っているのだ。
しかし、私がかけよる前にその車のドライバーは、おばさんが
こけるのを目の前で見ているはずなのだ。
『なぜ、すぐに車から降りてきて声のひとつもかけないんだ!』と思った。
結局、ケガも無かったおばさんが再び自転車を押して歩き出し、私もその場を離れた
直後にその車は出て行った。
若い男だったようだが『自力で起きれると思ったから、わざわざ降りて行くのも恥ずかしいし・・』
というような心理だったのだろうか?若さにありがちなあいまいな態度ではあるけれど
なんか情けないなあと思った。



2008年10月29日(水)
アーツ&クラフツ展

 前から行こうと思っていた「生活と芸術  アーツ&クラフツ展」(京都国立近代美術館)
を見てきた。19世紀後半、アーツ&クラフツ運動を引っ張ったウィリアム・モリスから
始まり、北欧、中欧、東欧、日本などの家具、陶芸、ファブリックなどの工芸が集められ
ている。日本の民芸運動の作品は、倉敷の民芸館などでもこれまで見てきて、その生活
から生まれた「用の美」のデザイン性におおいに影響を受けてきた。今回、日本の民芸運動
につながるアーツ&クラフツの一連の作品を一堂に見ることができたことで、なかなか興味深い
ものがあった。民族性や文化の違いによる意匠性の違いがわかる半面、どこかにかっちりと
した実用性とデザイン性の融合した美が流れている。「退廃」「華美」といったものとちょうど
対極にある「洗練」「質実剛健」な生活スタイルの提案がそこにはあった。
 大きな眼で見れば、このようなしっかりした家具を置き、シンプルだが洗練された生活が
送れるような社会であるならば・・・その場しのぎの消費財や流行に振り回される現代の日本
がそのような社会であるならば・・・と見学しながらついつい夢想してしまう私だった。
 でも、「これ3980円やってん。安くて良かった!」などと「安物買いの銭失い」な買い物
を普段してしまっている自分もいる・・。
 一方で、我が家の家具は、亡くなった父が生前買い揃えていた民芸家具(松本民芸家具など)
を、いくつかもらって受け継いで使っているので、「その時高くてもいいものは何代も使える」と
いうのは充分わかっているつもりなのだが・・。


2008年10月27日(月)
3年目の壁玩具

 ひさしぶりに晴れた。暑くなるのかなと思ったが、日差しがやはり
秋のものだった。今日は、幼稚園の園舎の壁に作りつけで
制作したおもちゃの修理に京都市の北のほうまで行って
いた。
 年に一回か二回、メンテナンスに行っているが、作ってから
もう3年たつ。毎日よく遊んでいただいているとのことで、全体に
塗装のはげや、手垢で黒くなったところが目立ってきた。作った者として
はうれしいことでもある。何年もたつうちに、園児さん達が、園の
思い出のひとつとして「壁にあるおもちゃでよく遊んだなあ」と思い出して
もらえるような「記憶の一部」になってくれたらいいのにな・・・と思う。


屋根の下だが、外は外なので太陽や風雨にも少しさらされてきたが
痛みはあまり無い。


近くで見ると黒ずみが目立ってはきているが、動きに問題は無かった。
 

2008年10月19日(日)
舞鶴にて

 舞鶴から帰ってきた。初めて参加した「赤れんがアート&クラフトフェスタ」という
催しに出展するために行ってたのだ。土日二日間のイベントだが二日ともに晴天に
恵まれた。そのせいかお客さんもたくさん来て盛況だったようだ。
 同じ京都府とはいえ、私の住んでいる宇治市は南部。舞鶴は日本海側の北部。2時間
以上車で走ってやっと着くくらい離れている。それでも、ブースを覗いてくれたお客さんに
「私たちも宇治から来たんです。」(しかも私の住んでいる地域の方で、「○○マートの
近くなんです。」と徒歩圏内のローカルな範囲だったのには驚いた。)という方もいたりした。
 
 歴史的な建築物である赤レンガの倉庫群は、中もいい感じだった。一部の建物が内部だけを
改装してカフェや博物館に利用している。ただ、それらはせっかくの倉庫の内部の時代がかった
面白さを生かすのではなく、国籍不明的なステンドグラスをはめこんだり、豪華なホテルのロビー風に
したりしてあっていまいちな感じだった。もっとレンガ倉庫内部をそのまま生かしたデザインができなか
ったのだろうか・・。

 一日目の夕方には私のおもちゃを扱っていただいている地元のおもちゃ店「エーベル」さん
にもおじゃましたり、エーベルさんが建築デザイナーのイベントに私のおもちゃを貸し出している
(ファミリー見学者向けに)会場を覗いたりと、いろいろと「ついで」の用事もこなすことが出来た。
 行きの高速道路ではすごい濃霧で、300mくらい先は見えないし、周りは真っ白で、雲海の
中か、水墨画の世界を走っているような感じだった。


濃霧の高速道路


舞鶴の赤レンガ倉庫群の前でクラフトフェア


改装されていないほうの倉庫内部

Mtoys日記

毎日は書けないけど、、ひごろ考えていることを垣間見てもらえたらいいかな
と思います。