滋賀県の守山市にある佐川美術館に、「太田大八とえほんの仲間たち展」というのを日曜日に
見に行った。現在90歳になる絵本画や挿絵の作家太田大八氏の原画をはじめとして、長新太
五味太郎、西巻茅子、堀内誠一、佐々木マキ、あべ弘士、スズキコージ、林明子、いわむらかずお
田島征彦、山脇百合子、黒井健などなど・・錚々たる絵本作家、絵本画家たちの原画を
見ることができた。
息子達が小さかった頃、寝る前に必ず読んでやっていた「こどものとも」(福音館刊)のシリーズ
にある絵本の原画もあり、とても懐かしかった。帰ってから息子たちに聞くと、いまだにいろんなシーンや登場
人物のセリフを覚えていて、絵本というものが、こどもの感受性にしっかりと残るものだということを
あらためて感じた。親にとっても、読んでやっているときの空気まで思い出されてくる。
私はこどものこころにずっと残るおもちゃを作れているのだろうか・・・。

佐川美術館は、滋賀県のJR守山市駅からバスで30分ほどかかるところにあるのだが
地図で見ると、湖西のJR堅田駅からだと、琵琶湖大橋を渡って歩いていけば4〜5kmで
行けることがわかったので歩いて行くことに。
薄曇りの空で、少し爽やかな風も吹いていて、琵琶湖大橋を歩いて渡るのも気持ちが
良かった。1時間ほど歩いて軽く汗もかき、美術館に到着。運動と文化的なことを両方やろうという欲張り作戦
は一応成功した。

話は変わるけど、今日の甲子園の決勝、日本文理の9回のねばりが本当にすごかった。いつもながら高校生に
「あきらめない気持ち」を教えられる。
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