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2009年9月29日(火)
連休後半

 22日、23日の連休後半は、仕事で大阪・なんばパークスへ。いつも教室をさせていただいている
KuLaSu season(クラスシーズン)という産経学園カルチャーと書店・雑貨・文具などの
ゾーンで、この連休中に絵本「くまの学校」の主人公のくまジャッキーのイベントがあり、その関連イベ
ントのひとつとして私の教室が開催されたのだ。
ジャッキーの人形で遊ぶのにちょうどいいということで「お話トランク」作りの教室を二日間行った。
 二日目の23日の教室では、途中にジャッキーの着ぐるみが入ってきて、参加した子ども達は大喜び。
皆一緒に写真を撮ったりしていた。(実は私も一緒に撮ってもらったんだけど・・)
 その着ぐるみは、絵本どおりで頭が大きいのでどうも動きがしにくそう。教室から出るとき、ついて
きているスタッフが「あっジャッキー。あと一歩前へ。そうそう、そこで回れ右。あと一歩。ストップ!」
とか細かく指示を出してやっと教室から出れたのが笑えた。


2009年9月24日(木)
連休前半

 休の一日目、20日は、朝から醍醐寺の奥の山へ。上醍醐寺方面に上って行けるのだが
これがけっこうきつい。1時間近くかけてやっと山上に着く。風が涼しくて、汗だくの身体にとても
心地よかった。敷物をひいて丸太にもたれてお弁当を食べる。苦あれば楽ありで、しんどい思い
をしたあとの爽やかな山風の中での食事のうまさは格別だ。
 その日の夕方、愛媛県松山市から、大五木材の高橋さんご一家が拙宅を訪ねてくださった。
狭い工房を見ていただき、こどもさんたちは新作のおもちゃで工夫してよく遊んでくれた。聞けば、
夜中に松山を出て、夜通し高速を走り京都入りが朝6時頃だったとのこと。早朝から伏見稲荷、宇治
の平等院、太秦映画村・・・とめぐってこられて、お父さんは疲れてあくびの連続だった。おそらく
その夜は宇治の宿でバタンキューだったに違いない・・。お疲れさまでした。
 
 21日は、朝からJRに乗り、滋賀県の近江八幡に歩きに行った。駅からしばらく歩くと古い町並みの
旧市街に入る。(ドイツならさしづめアルトシュタットとなっている地域だ)町並みを抜けると、八幡堀
という掘割というか運河がある。ちょうど京都・伏見の疎水べりのような風景である。運河ぞいの
石段は、時代劇の舟着き場の撮影によく使われるらしい。米俵などを人足が三十石舟に積み込むような
シーンだ。
 近江八幡は、明治時代、米国人ウィリアム・メレル・ヴォーリズが建築設計事務所、製薬会社、学校
図書館、病院などの事業を展開し、街の発展に寄与したことで知られている。
現在もヴォーリズゆかりの建物が多く残っており、当時の洋館建築を見ることができる。
連休中でさすがに人は多かったが、有名な食事処(近江牛などの)だけ集中して混んでいて、洋館などの町並み
は人はそれほどいなかったのがちょっと変な感じだったけど・・。

旧ヴォーリズ邸


古い郵便局の二階(今は使っていない)           郵便局の一階の隅に何故かこどもイスが

2009年9月17日(木)
大阪・吹田方面へ

 阪の千里と、江坂というところに仕事の打ち合わせ。久しぶりに車で行く。
平日なので名神はすいていて吹田ICまでは順調。そのまま、ICを降りて、千里中央には
早々と到着した。そこで軽く打ち合わせを終えて、午前11時頃、江坂に南下するために
新御堂という幹線道路に入ったとたんすごい渋滞・・・。普通なら10分程度で着くはずが
30〜40分はかかった。途中で昼食をとって気をとりなおし、江坂のクレヨンハウス大阪店へ。
ここで、19日から1ヶ月半ほど私の作品のミニフェアを企画していただいたのと、10月25日
におもちゃ教室を開催するのでその打ち合わせ。
 やはり電車で行けばよかったかなあと思ったが、納品する荷物があったので仕方なかった。
どうも最近渋滞に巻き込まれることが増えている気がするのだが気のせいだろうか?
 そういえば、江坂で東急ハンズに久しぶりに寄ってみたが、以前と全くといっていいほど
売り場の大きさや取り扱い品が変わっていてびっくり・・というかがっかり。以前はたくさんあった
工具や接着剤、塗料などは普通のホームセンターの10分の一ほどのスペースにチョロっと
あるだけ。木材などの素材は皆無。あとは、パーティーグッズとか、文具とか、インテリア用品
とかカバン類、収納用品、ホームケア用品などがあるだけ。ロフト的な店に様変わりしていた。
 20年ほど前、江坂に関西で初めて東急ハンズができたと聞いて、行った時のワクワク感を思い
出すと隔世の感がある。あの頃は、多種多様なネジとか、珍しい工具、高いけどたくさんの素材類
そして手づくりキットなど、「なにか作ってみよう!」という人の心をくすぐる品揃えがあったのに・・・。
やはり売れないんだろうか。ホームセンターも充実してきたし。同じハンズでも心斎橋店は少し、クラフトや素材系
は残っているけど・・。特にハンズファンというわけでもないけれど、作家として駆け出しの頃よく
買いに来た思い出があるので寂しい気がした。

2009年9月10日(木)
騎士セット

 
真の人形たちは、ドイツ・カデン社の製品だ。手足や頭、兜などすべて
バラバラになり、いろんな組み合わせが出来る。また、ゴムひもでつながっている
ので、いろんなポーズをとらせることができる。ちょうど、レゴの「お城と騎士セット」
のように、ごっこ遊びが出来るおもちゃだ。
 これは、5〜6年前に奈良の木のおもちゃ店「ペルレ」さんで見つけて、思わず珍しくて
購入してしまった。人形が10体、馬4体くらいついていて、値段もけっこうしたように思う。
 
 2000年前後にドイツのニュルンベルグの「インターナショナルトイ・フェアー
(国際玩具見本市)」に、仲間とブースを借りて出展していた頃、あいた時間に見本市
会場を何度も見て回った。その時、このカデン社のブースをみつけ、興味を引かれた。
この人形達はなかったと思うのだが、玉をころがすコースのおもちゃがいろいろあったの
を覚えている。その製品群を見ていると、なんか「同じ匂い」を感じたのだ。大きなメーカー
のものは商品として練られていることがよくわかり、「売れ筋」ということを押さえたラインナップ
になっている。しかし、このカデン社は、多様な玉ころがしのコースおもちゃがまるで実験的な
ものも含めて「製品」として並んでいて、発想の軌跡みたいなものが作家としてよくわかる。
『ああ・・このアイデア、自分も考えたことがある!形にはしなかったけど』とか、
なかには『おいおい、この一点のコンセプトだけで製品にしてしまったんかよ!』というものも
あり、とても楽しかった。ブースでもらったカタログを見てみると、「プロフェッサー・カデン」と
書いてあったので大学の先生が研究の成果として製品化しているのかな・・・という
感じだった。ブースで興味深そうにおもちゃを見て質問する我々に、カデン社の方も「同好の士」の
ように接してくれたのだが、彼らもまた我々に「同じ匂い」を感じたのかもしれない。
 そんな思い出がこのカデン社にはあったので、ついついこの騎士セットを買ってしまった私なの
だ・・。でもこれは、日本にはもう入っていないのでとても希少な製品なのだ!
 


2009年9月1日(火)
手紙

 紙が届いた。愛媛県松山市の方からだ。中を開けると、「夏の大五木材さん
でのおもちゃ教室に参加した○○です。」という書き出し。
「お話トランク」を作る教室に参加していただいた方からのお手紙だった。
教室で作った後、家で様々に手を加え、お子さんたちが遊んでいる様子の写真
を添えて報告をくださった。

 手紙の文に「このトランクは、その後うちで育っています。おもちゃが育っていくって
すごく面白いです。」とあったのが印象的だった。お話トランクはとてもシンプルなので
あとでカーテンをつけたり、外に植木のようなものをつけたり、家具を増やしたり、いろいろ
と手をくわえていける。

 最近、おもちゃ教室をやるとき、おもちゃとしてきちんと完成させることの楽しさだけではなく、
自分なりの工夫や飾り付けをして手をくわえる余地のあるおもちゃ題材をこころがけている。
ただ、持ち帰ってからもこのお手紙のように「育てて」くださっているというのは望んだ以上
の手ごたえであり、とてもうれしかった。
 なにより、それをお手紙で知らせてくださるということ自体がうれしかったのだが・・。


2009年8月30日(日)
渋滞

 日は、京都の西のほうに研修会の講師で出張。木工製品を手がけているある障害者作業所が
技術面やデザイン面での研修をしたいということで私に依頼をくださったのだ。
 午前中の研修を終え、帰り道。どこかで昼食を・・・と思いながら車をころがす。だんだんと
宇治が近づいてくるころ、やけに車が多いなあと思っていたら渋滞に突入。土曜日なので
買い物などででかける人が多いのと、例の高速道路1000円の影響なのか・・。
 いったん渋滞になると途中で店に入って昼食という気持ちがなかなか起こらない。つい『渋滞を抜けて
から入ろう。』と思ってしまう。時計を見たらもう1:30・・・。お腹はグーと鳴り出している。
ようやく家まで10分というあたりに来て道もすいてきた。2時前である・・。『ここまで帰ってきて外食もなあ・・』
ということで結局家にたどりつき、ありあわせで食事。毎日車で通勤などをされている人はこういう時
要領よくルートを選んだり、慣れで耐えられたりするんだろうが、私はどうもペースを狂わされてしまって
うまく対処できない・・。
 今日は選挙。長男も昨年成人して初めての選挙になる。

Mtoys日記

毎日は書けないけど、、ひごろ考えていることを垣間見てもらえたらいいかな
と思います。