今日は、大阪の守口市方面にでかけた。この日記で以前書いたのだが、昨年の秋、よみうり文化センターでの
おもちゃ教室に参加してくださった方が所属する建具製造の会社を訪問するためだ。若手の女性スタッフの方が中心
になってこの建具の会社で木製玩具の製造販売を始めておられるということを聞いていたので、ぜひ見学させていただきたい
とお願いしたのだ。
花博記念公園の近くにある工場は3階建て。中に入ると建具に使われるスプルースやヒノキの香りがぷーんと鼻をくすぐる。
玩具担当の女性スタッフFさんに、製造している玩具製品を見せていただく。レーザー加工の機械があるのでこれで切り抜いたり、表面
処理したりした「はめ絵」「文字つみき」などが現在のラインナップのようだ。
レーザー加工機を動かしてみていただいたので、のぞきこむと、先端が光る切削部が生き物のように動き回って正確に切り抜いていくのが
面白い。もちろんコンピュータでデータを作成してそれに従って動いているのだ。
社長さんから「昔の建具職人は自分の仕事を教えへんかったけど、今は若い人が誰でも受け継げるように、技術をきちんと教えるように
職人に徹底している」というようなお話を聞く。年配のベテランの職人さんがたくさんいたが、若いスタッフもかなりいて、うまく技術の伝承が
行われているようだ。
Fさんに工場の機械を案内していただく。建具を製造することに特化した機械類が興味深かった。
ちょうど置いてあった製造品に「学校用の木製扉」や「木製窓枠」があり、『いまどき木製の・・?』と思ったが、現在、こういう木製
のものを使用する学校が増えているとのこと。なかなかいい傾向だなあと感心した。
見学後、持っていった私の作品で若いスタッフ達に遊んでもらう。「飛んでキャッチ」や「ウェーブ」「スポーラ」などで歓声をあげて
よく遊んでいただいた。同じ木工関係とはいうものの、建具と玩具の関係者に通常はなかなか接点はない。たまたま玩具に関心の
あったこのFさんがここに新しい風を吹き込んだのかもしれない。新しいご縁に感謝!
 
工場の2階 立てかけてあるのは建具の技能検定用の課題だという。

スタッフ自作の手道具。特殊なカンナは手作りするそうだ。
角材を決められた角度に面取りするため、子ガンナどうし
角度をつけてくっつけて作られている。
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