連休は、大阪の妻の実家にちょこっと行ったり
いろいろ歩きに行ったり、のんびり過ごした。
5月3日は、滋賀県の安土に行ってみた。織田信長が
建てた安土城があったところだ。
駅前から歩いて、安土城跡の山を登る。石垣や礎石がのこる
城跡は、戦国らしくけわしい山城だ。上る手前では、鎧を着込んだ
武者姿の男性が5〜6名、ほらをふいたりにぎやかだった。
近くに行くと、「信長検定」というのをやっていて、正解15問以上で
(満点は20点)くじ引きができてグッズがもらえるという。早速やってみる
ことに。すると、私は16点だった。(ちなみに妻は18点だった。おかしい!私のほうが
歴史には強いはずなのに・・・)ガラガラと福引きを回して、当たったのが
ひこにゃんとその仲間たちの「滋賀ゆるキャラファイル」だった。
石段の途中から安土の田園を望む
山を下りてしばらく歩くと、「信長の館」と名付けられた建物があり中に入る。
400年以上前に焼け落ちた安土城の天守閣の4階、5階部分が実物大で再現してある。
4階は朱塗りの八角形、5階は総金箔張りという奇抜かつ豪華な造りだ。
最近制作された映画「火天の城」で安土城建築の経緯が描かれているらしく、一度
見てみようかなと触発される。
それにしても暑い日で、日陰のない田んぼばかりの道を延々歩く。ちょうど田植えの
時期で、青々した苗がきれいだった。
菜の花もきれいだった。
駅前の安土城郭資料館というところも見て、帰路につく。駅で電車を待っていると、30秒に
一回くらい「当駅は禁煙となっております。ご協力をお願いいたします。読み終えた
新聞雑誌、飲み終えた空き缶などはお近くのくずもの入れに捨てていただくようお願いいたします。」と
何度も何度も録音されたアナウンスが流れる。誇張ではなく本当に30秒に一回くらい流れるのだ。内容はともかく
はっきりいってうるさい。「うるさい日本の私」の著者・中島先生なら抗議に駅長室に乗り込むところだ。
ゴミをくずいれに捨てろということなんかわざわざアナウンスで流す必要は無い。
ゴミをむやみに捨てないことはいちいち放送でいわれなくても大人の常識として皆が自覚すればいいし、
放送が効果があるという科学的根拠も薄弱だ。放送してれば取り組んでいるように見えるという日本人独特の
「形だけやっとく」悪習だと思う。
せっかくの静かな田舎の駅の風情が台無しになったしつこいアナウンスが腹立たしかった。
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