写真左は、私の作品「飛んでキャッチ」の大型版だ。今展示会をしている大阪・堺市の
大型児童館「ビッグバン」のエントランスに展示中のものだ。飛んで上の黄色い部分に
くっつくのは通常版(写真右)と同じ。ただ、でかいだけに、少々力加減は変わってくる。
当初、通常版と同じ仕組みで、飛ぶ人形(大型版はロケット型だが)のお尻をシーソー
が単にたたいてジャンプさせるように試作した。しかしこれだと、大きくなるとジャンプさせ
るのにとても力が要り、しかもまっすぐ上に上がらなかった。試行錯誤を重ねた結果、写真
の完成品のように、飛ばすロケットの中心を空洞にして、立てた棒を抜けて上に飛ぶようにした。
これだとまっすぐ上に上がってくれる。しかも飛ばす人形も軽くできるのでたたく力も軽減
できるのだ。この大型飛んでキャッチ、入口をはいってすぐということもあって大人気で、
学芸員さんによると、毎日おもちゃの前に行列ができるらしい。28日にメンテナンスに行ったら
すでにかなりたたかれて細かいへこみがいっぱい「勲章」のようについていた。
私の作品は、「大きくすると面白いですね」と言っていただくことが時々あり、自分でもテーマ
としてすこしずつ実現したいと思っている。ただ、ひとつひとつのものについて前述したような
試行錯誤が必要なのでなかなか簡単ではない。
そういえば、6〜7年前に、高知県の「やなせたかし記念館(アンパンマンミュージアムと併設
されている展示館)」で展覧会をさせていただいたとき、常設用に大型の「ウェーブ」(下の写真は通常版)
を作らせていただいたことがある。すごく大型ということではなくて、1.5倍ほどの大きさなのだが
やはり少し難しかった。上を動く人形をアンパンマンミュージアムにちなんで、アンパンマンにして
おいた。(通常はもちろん版権などの問題でこんなことはできないが、館の責任者の方も面白
がっていただき、1点ものということでOKになった。)
アジアカップでザックジャパンが優勝した。韓国戦も燃えたが、決勝も熱戦で眠気も忘れて
次男とTVにかじりついた。前回優勝時もそうだったけどアジアカップは劇的な試合になることが多いなあ・・。
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