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2011年6月16日(木)
テーブルソー

 のおもちゃ教室に向けて、毎年この時期くらいから忙しくなって
くる。今年は7月から10月まで富山県こどもみらい館という大型児童館
での個展も控えているのでよけいに忙しくなってしまった。
 例年、こんな時に限って壊れてくれるのがテーブルソーだ。
うちの工房は狭いのでどうしても小さなテーブルソーしか置けない。本当なら
定盤がしっかりとして精度の出る昇降盤がほしいところなのだが、スペースも
なければ先立つものもなかったのでいつも安いDIY用のテーブルソーで調整
に苦労しながらやっていた。しかしながら安物のテーブルソーはモーターの
持ちが悪く、プロユースでハードに使うと1〜2年でだめになる。そこで、先月、
夏に向けて大事な時期に壊れないように、新しいテーブルソーを買ったのだ。
少しだけ高いが一流メーカーのマキタの2703というタイプにしてみた。
 これがなかなかいい。各部がしっかりしているので剛性が高く、切断しても
芯ブレがない。そのせいか今までのものに比べると精度も出るし騒音も少しましだ。
また、丸ノコをダイキャストで囲んで切りくずを集塵穴に導くようにしてあるので、
集塵機からホースをつなぐと効率よく集塵できる。そんなわけで、今年は少し頼もしいのだ。
 いい機械を持っている方からしたら「そんな程度で感心してるの」と言われそうだが・・・・。


2011年6月7日(火)
先週の土日は

 週の土曜日は、京都市内、京阪三条から歩いて5〜6分のところに
あるギャラリー「フク和ウチ」さんに知り合いの展示会を見に行く。
 東京の田松昌三氏のイラスト展だ。田松氏は以前にもこの日記で
書いたことがあるが、もともとはおもちゃのデザイナー。ネフ社やギリシャ
のメーカーからすぐれたデザインの玩具を商品化している。現在はおもちゃ
の世界から離れ、イラストレーターとして活動されている。
 ギャラリーでしばらく待っていると、田松氏が現れた。伏見稲荷のほうに
足を延ばしていたとのことだ。メールではやりとりしていたが、会うのは約20年ぶり。
「お互いふけたなあ」と言い合いながら、出会った頃の空気が戻ってくる。
町屋を改造した「フク和ウチ」のなごめる空間も手伝って、のんびりと旧交を
温めることができた。

ギャラリー「フク和ウチ」  カフェもやっておられるのでゆっくりと過ごせる。

 日曜日は、賛助会員をさせてもらっている障害児療育施設「ころぽっくるの家」
さんへ。このころぽっくるの家の母体であるNPO法人「アジール舎」が東日本大
震災の被災者支援とりわけこどもの支援のために「おもちゃを送る」プロジェクト
を立ち上げられた。で、いろいろと協力させてもらってきたのだが、先日、集まった
おもちゃを持って被災地に行き、一緒に遊ぶ「おもちゃ届け隊」という活動が行われ
たのでその報告会があったのだ。
 アジール舎と連携する東京の方々を中心に「届け隊」が組まれ、行った現地の様子や
遊んだ光景などがスライド画面を使って報告された。「モノを届けるだけではなくて人が
介在して交流すること、継続性を持つこと」などが確認された。届け隊」の中の元保育士の
女性が披露した「エプロンシアター」なども子どもたちにおおいに喜ばれたそうだ。 今後も活動は続いていく。

 

2011年5月18日(水)
フィールドオブクラフト IN 倉敷

 年のフィールドオブクラフト倉敷は、二日間ともいい天気に恵まれた。
そのせいもあって、会場はとても盛況で、私がいたワークショップブースも
たくさんの参加者が切れ目なしに来て下さった。4種類のおもちゃキットを用意
していたのだが、一日目にその8割が出てしまった。翌日は日曜日で、更なる
人出が予想されるのに残りのキット数が心もとない・・・。案の定、翌日は午前中
でキットは全て出尽くしてしまった。


 今年でワークショップブースを担当するのも3回目だが、「去年も来ました。」
という親子が何組も居た。「来年もやってくださいね」と言ってくださるお母さんも
いて、思わず「はい。やります。」と答えてしまった。(会場の割り当てなどでどうなる
かわからないのに・・・。)でも、それだけ、定着してきているということだし、うれし
いことでもある。

 ワークショップブースには、毎年、地元の大学生や専門学校生がボランティア
スタッフとして手伝いに来てくれる。美術やデザインを学ぶ学生さんが中心のようだ。
はじめにおもちゃの作り方を彼らにレクチャーしてあるので、ブースが混んでくると
おもちゃ作りの指導を彼らにまかせるシーンが増えてくる。皆、子どもの目線に立って
一生懸命指導してくれた。
 小学生の子どもが、作ったおもちゃにマジックでポケモンの絵を描いていた。描いている
ポケモンの種類を説明をしてくれる小学生と大学生の会話を聞いていると面白い。
「これ、○○と□□」「へえー今のポケモンわからん!△△とかやったらわかるけど」
とけっこうポケモンが共通の話題になっている・・。『そうか・・この子たち(大学生)は
私とよりも、小学生のほうにずっと近いんや・・』と当たり前の事実に気付く。パッと見
には化粧をした大人のお姉さんなのでついつい「大人側」に入れて見ているわけだが
小学生と10歳くらいしか違わないのだった・・。

2011年5月8日(日)
連休

 休も終わった。合間合間に仕事をしながらも外に出張する仕事はなかったので
基本的にはのんびりと過ごした。
 長男が正月以来、4か月ぶりに名古屋から帰ってきてにぎやかになるはずだったが、
結局長男もこちらの友だちと遊びに行くとか、夜の飲み会だとかであまり家には居な
かった。まあ、それでも元気そうな顔をみると親としてほっとする。次男は次男で遊びに
出掛けてほとんど留守。
 そういうわけで休みは夫婦で歩きに行くといういつものパターンは変わらず。5月2日は
滋賀県の彦根市へ。次男がこの4月から彦根にある大学に通っているので、どんな街か
見てみたいということもあって行ってみることにしたのだ。琵琶湖のすぐ近くにある大学に
入ってみると都会のキャンパスと違って自然が豊かで公園みたい。なかなかいい環境だ。
大学生協でお弁当を買い、大学を出て琵琶湖畔へ出てみる。ベンチが配置され、湖畔は長い
公園になっていて気持ちがいい。湖畔をずっと歩いて、彦根城付近に周り、すこしお土産の
買い物などをして帰る。気持ちのいい散歩ができた。

 
彦根市近くの琵琶湖畔。八重桜がまだ咲いていた。

 5月3日〜4日は大阪・富田林の妻の実家に1泊で帰る。今回は長男が自分の車で名古屋から
帰ってきたのでその車(4WD車)で大阪まで行くことに。息子の運転で乗せてもらって長距離
を移動するのもなんか変な感じ。今までずっと自分がハンドルを握って家族を運んでいたのに、
役目を譲ったようで少し複雑。あとでそういう気持ちを妻に話すと「私はいつも乗せてもらってる
から、運転が開(長男の名前)に変わっても別に特に感慨はないけど・・」という返事。父親と母親
の気持ちはいつも微妙に違うようだ・・。


 
大阪・富田林市にある私の母校の高校(富田林高校)を望む。妻も同じ高校の出身なのだが
3歳離れているので同時期には在学していない。 左に見える搭はPLの搭。あの
ふもとに野球で有名なPL学園高校がある。

 

2011年4月21日(木)
ウォーキングの楽しみ

 粉もまだまだ飛んでいるようで、今はヒノキの花粉がピークだそうだ。
私は杉かヒノキかどっちに反応するのか自分でもわからない・・。でも最近
のほうがつらいのでやはりヒノキのほうにより反応するのかもしれない。長年
花粉症とつきあっているのに自分のアレルゲンもよく把握していない私だ・・。
まあ、あまりひどくないのでそれぐらいの意識ですんでいるということかな。

 そんな季節だが、あいかわらず日曜日にはウォーキングを心がけている。
先々週は宇治の太陽ヶ丘の運動公園周辺、先週は醍醐寺から上醍醐への
いつもの山道。一応マスクをつけて歩いている。
 太陽ヶ丘運動公園の横には、宇治市立植物園がある。中には入らなかった
が入口近くに「蝶」というレストランがある。ここがなかなかおしゃれなところで、
木作りのテラスでは、周りの山に囲まれてお茶できる。ちょっと沖縄のやんばる
あたりにありそうな隠れ家カフェに似た雰囲気だ。また、レストランに隣接して
アジアン雑貨、輸入玩具、ガーデニンググッズ、庭の植物などを扱う店がある。
いつもひやかして帰るのだが、今回は店のお兄さんがやたらと声をかけて勧めて
くる。以前はわりと放ったらかしだったのに、経営者が変わったのかやけに積極的
に勧めてくるようになった。まあ、嫌な感じの勧め方ではなかったので私たちも
ついつい乗せられてカレー粉とか、袋物などを買ってしまった。



買ったカレー粉。インドとかスリランカとかタイ製だと思ったらイギリス製だった・・。

2011年4月11日(月)
台湾から

 湾から手紙が来た。10年くらい前からおつきあいのある陳さんの一族からだ。
台湾でのおもちゃの開発、おもちゃ教室の企画やキットの考案などに協力させていた
だいた方だ。陳さんご本人はすでにお亡くなりになっているので(おつきあいしていた頃もう
70代の御高齢だった)奥様の名前で来ていた。
 『ひょっとして・・』と思ってあけてみたら、やはり今回の東日本大震災のお見舞いの
手紙だった。私自身は関西なので被災しなかったのだが、日本のことを心配してくれる
心遣いがうれしかった。

 陳さんの一族の写真と、一人ひとりの手書きの署名がついていた。写真を見ていると
陳さんと行ったヘトヘトの中国への旅や、台湾でのハードなワークショップの旅など色々な
ことが思いだされる。(この時のお話はブログ「エムトイズのおもちゃ紀行」の中国編、台湾編
に詳しく載せている。よろしければ読んでください。)いい経験をさせてもらったなあと思う。


陳さん(左)と私。台湾の高雄にある「国立科学工芸博物館」前で。

Mtoys日記

毎日は書けないけど、、ひごろ考えていることを垣間見てもらえたらいいかな
と思います。