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2011年11月3日(木)
槙島子どもフェスタ

 化の日の今日、賛助会員になっているアジール舎さんの障害児療育施設「ころぽっくるの家」
でのイベントに参加。宇治の槙島地区にあるこの施設が毎年秋に、地域に開かれた場をめざすため
「槙島子どもフェスタ」と銘打って、子どもたちが楽しめる催しを開催されている。
 私は「木のおもちゃコーナー」を担当して、Mtoysのおもちゃをたくさん持ち込み、遊んでいただける
ようにセッティングした。開会と同時に子どもたちが群がり、午後4時の終了まで熱気につつまれて
いた。
 今回は大型の「飛んでキャッチ」(「ジャンボキャッチ」と命名)を外に持ち出し、くっついた人は飴を
ゲット!ということにしたので、子どもたちの行列が出来ていて、一人で何度も並んでは飴を手にする
子もいた。

ジャンボキャッチにチャレンジする子どもたち

 相変わらずおもちゃの注文がぎっしりあって、毎日制作ばかりなのだが、いい気分転換になった。
そのぶん作業の時間が減るのは事実だけど、子どもたちにエネルギーをもらえたのでまたがんばれる
気がする。

2011年10月20日(木)
学生下宿

 日、毎日仕事に追われているが、日曜日はいろいろと家族の用事のために
使わないといけない時もある。16日の日曜日は、次男が11月から大学の近所に
下宿するので部屋探しに滋賀県彦根市へ。
 ある程度次男がネットで物件をピックアップしてあったので、不動産屋で見せて
希望を伝え、5〜6か所回った。長男の時は京都市内だったので物件の数こそ多い
が家賃の相場が高かった。さすがに彦根市あたりまで来ると、同等の部屋でも
1万円くらい安い。
 午前中に部屋を決め、午後は必要なものの買い物などで市内のリサイクルショップ
やホームセンターなどを回る。

 しかし、いまどきの学生の下宿は、我々の頃と比べて格段に贅沢だなと思う。エアコン
は当たり前で、バストイレも自室にあるなんて、夢のようだな・・。我々の頃は、クーラーなんて
もちろん無し、トイレ共同、風呂は風呂屋、というのが普通だった。
 私が学生の頃、ある夏の夜、クーラーのない部屋での熱帯夜。仲間2人と風呂屋に行って、
湯上りにまずそこでたっぷり涼む。その後、部屋に戻っても暑いので近所の喫茶店で12時
ごろまでねばって閉店。行き場を無くした我々は、自転車で夜の京都の町をとにかく走る。
涼しい夜風にあたりながら気がついたら円山公園(祇園の八坂神社の近くの公園)まで来て
いた。ベンチでジュースなどを飲みながら深夜になり、そのままベンチで寝てしまい、朝を迎える・・。
「野良犬が頭なめてたで」と友達に言われ、ベンチでそこまで熟睡してたのかなと苦笑い。
四条河原町のレトロな喫茶「コニーアイランド」で朝のコーヒーを飲んで、また3人で自転車をこぎ、
そのまま大学へ・・・。というような夏もあったっけ。エアコンが無いからこそそんな「しょーもないけど
楽しい」エピソードも生まれる・・。その仲間2人は今は家族を持ち、近所に住んでいて、時々飲み食い
したり旅行したりしている仲だが、学生時代の貧しさとそれ故の面白さを一緒に体験した共通の
思い出が我々をつないでいる気がする。次男もいい仲間と出会ってほしいな・・などと思う。

 

2011年10月4日(火)
丹波で

 10月1日〜2日は、兵庫県・丹波でのアートアンドクラフトフェスティバルに参加。
今年は二日間とも雨もふらず気持ちのいい天気だった。そのせいもあって見に来ら
れるお客さんも多く、盛況だった。

 ブースで作品を並べて立っていると、お客さんの3組に1組くらいの方から、「あっ
テレビで見ました。」と声をかけていただいた。先週の金曜日の関西テレビ「よ〜いドン!」
を見てくれたのだ。それにしても来る方、来る方がそれをおっしゃるので少々びっくりした。
視聴率がいいんだなあ・・・。正直言えば、出演のお話をいただくまでは私はこの番組
のことを知らなかった。平日の午前中の番組なので、働いている人はたぶんあまり知らない
だろうと思うのだが・・。

 番組では、私のおもちゃの特徴や思いをうまく伝えてくれていたので、見て来た方が
とてもおもちゃに興味を持っていただいたのだと思う。ブースには展示品だけで販売用の在庫も用意
できずに出展したのだが、多くの予約注文をいただいた。
 ただ、ここでの注文は序の口で、丹波から帰ってからはFAX,メールなどがいっぱい
入っており、お店や個人からたくさんの注文をいただいた。ありがたいことだが、とうぶん
の間、制作に追いまくられそうだ。

 丹波のブースでは、いろんな人が私のおもちゃで遊んでくれるのだが、遊び方がわからない人に
私が説明する前に、番組を見て覚えた方が私のかわりに熱心に説明をしてくれる・・。私は
「そうそうそうなんです。」と笑っていればいいというシーンがいっぱいあった。そのうち、遊び方
だけではなくて「この人のおもちゃはな、手加減を必要とするから子どもが自然にそういう加減
を覚えていくんやで」とコンセプトまで他のお客さんに説明してくれる方もいて、なんか
ありがたいなあ・・・と思ったのと、番組を一生懸命見ていただいたんだなあとうれしかった。

2011年9月30日(金)
おもちゃ届け隊その後

 助会員をしているNPO法人「アジール舎」さんの東日本大震災被災者支援の
活動を先日この日記で紹介したが、その後の活動の報告をいただいた。
「おもちゃ届け隊」と銘打って被災地の子どもたちにおもちゃを届ける活動をされた
という前回の報告で、「今後はモノから人が関わる支援に」と方向性が確認されていた。
こうして何度も木のおもちゃなどをかかえて、被災地、避難所などにすでにネットワーク
を作り、活動をされている。私のおもちゃ「飛んでキャッチ」や「トンネルキューブ」も
活躍しているようだ。


福島・会津若松の避難所にて

2011年9月24日(土)
秋分の日

 いぶん涼しくなってきた。涼しくなった境目があの惨禍をもたらした
台風なので、なんかスカッとした秋晴れという気分でもないが。
 秋分の日は少し歩きに行く。宇治にある大きな運動公園「太陽ヶ丘」へ。
ここは平地だけではなく、少し山道もあるのでアップダウンがあり、一応
運動にはなる。
 たくさんの親子連れが芝生の上で遊んだりねころんだりしている横をひたすら
歩いて通りすぎる。キャッチボールしている親子を見ると、昔、長男が小2くらい
の時、ここでキャッチボールをしていて、後で食べようと芝生の上にポテトチップス
置いていた。しばらくすると、カラスがスーッと舞い降りてきて、そのポテトチップス
をパッとくわえて飛んでいってしまった。私と長男はその光景をしっかり見ていて、
投げるボールをおもわずカラスに向かって投げたけどもちろん当たるはずもない・・。
しばし唖然としたのを覚えている。
 そんな長男も中学、高校と部活で野球を続けたので、高校生の頃、思い立ってキ
ャッチボールをしてみたけど、球威が強くなっていてこちらの手が痛くなってしまい、
早々にやめたのもまた今や過去の思い出になってしまった。
 いろんなことを思い出しながらのんびりと歩いた休日だった。

公園でみかけた蝶

2011年9月11日(日)
TV番組「よ〜いドン!」に出演

 日9月11日、TVの取材を受けた。関西ローカルなのだが、関西テレビの「よ〜いドン」という情報バラエ
ティー番組。

 午前中は自宅の工房で制作風景の撮影。狭い工房なので「引き」の映像が撮りにくく、カメラマンも苦労
していた。そういえば10年ほど前にTV東京の「TVチャンピオン」に出演した時も工房での撮影では機材
で足の踏み場もない感じだったっけ。
 午後からは自宅から車で10分ほどのところにある宇治の木のおもちゃ屋さん「キッズいわき・ぱふ」さん
で撮影。私のおもちゃを販売していただいているので、店内風景などの絵を撮る。1時頃、今回の撮影の
メインとなる、お笑い芸人さんの「ロザン」が登場。(ロザンの宇治原さんはご存じの通り「京大卒のインテリ
芸人」として活躍している方。)私のおもちゃで遊んでいただきながら、うまく私のおもちゃのコンセプトなどを
笑いを交えながら引き出してくれたのはさすがだった。番組企画で私のおもちゃ「飛んでキャッチ」の「ニュー
バージョンをロザンが考える」というコーナーもあり、菅さん、宇治原さんの出したアイデアを元に、試作品を
作ることになった。(これは番組放送日にスタジオで披露される。)

 収録内容の一部を紹介すると、ロザンのお二人の「よく使われる木は?」という質問に、私が「堅くてしっかりし
ているブナの木です」とブナと杉の板を実際に見せる。するとロザンの菅さんがそれを持って、「へーほんまかな」
といいながら宇治原さんの頭を2種の板でたたく。ブナの板の時だけあきらかにコツンッ!と強めにたたいて「ほん
まや!」と言うボケ。「痛ててて・・・・!それたたき方やろ!」という宇治原さんのツッコミ。うまく比較を笑いに持って
いくなあ・・・と感心。
 その後、まとめのところで私が「おもちゃで遊ぶことを通して『力加減』を会得してほしいんです」と話すと
宇治原さんが「最近の子どもさんはたたいたりする加減がわからんと友だちをたたいてしまうこともあるそうで
すしね」という話題で返してくれる。これを内心『これはたたく加減をわざと間違った菅さんのことに触れて・・という
フリかな』と感じた私は、「そうですね。どれだけたたいたら相手が痛いかという加減ができないと困りますね」と
菅さんの顔をジッと見ながら話す。菅さんは「そうなんです。僕はテレビゲームばっかりやってたから加減が
できないんです」(全員・笑い)とうまく落してくれる。そんなやりとりでなんとか私も乗せられながら、おもちゃ
紹介を終えたのだった。

 まだ後日、壁に作りつけの玩具を設置した幼稚園に行っての撮影などが残っていて、かなりいろんな場面
をTVっておさえておくんだなあ・・・と認識した。
 この番組「よ〜いドン!」の私の登場シーン「関西ワーカー」(関西でもの作りなどに関わる人を紹介するコーナー)
の放送日は、関西テレビ8チャンネル・9月30日(金)の午前9時55分〜11時20分までの間の19分間とのこと。
近畿2府4県のローカル放送だが、どんなふうになっているのか楽しみだ。

2011年9月1日(木)
9月になった

 月になった。暑い夏と共に駆け抜けたような夏のおもちゃ教室をひととおり終え、今は次のイベントや展示会、受注
したものの制作などの日々だ。
 夏の終わりの教室は、先日の8月23日、大阪・高槻市の富田青少年交流センターでのおもちゃ作り教室。小学生がたくさん
参加してくれた。バスケットボールの「フリースローゲーム」がその日の題材。微妙な力加減でうまくゴールに入ったり
だめだったりするのだが、完成した子たちも始めはなかなか入らない。そこらじゅうで皆練習しはじめる。やがて「入った!」
という声が上がってくる。「やった!2回連続!」なんて言ってる子もいる。
 午前、午後の2部制の教室でけっこうハードではあったが、こうして子どもたちが「はまって」くれると作者冥利につきる
のだ・・。

Mtoys日記

毎日は書けないけど、、ひごろ考えていることを垣間見てもらえたらいいかな
と思います。