梅雨の晴れ間となった日曜日、ひさしぶりに歩きに行くことにした。近くの醍醐寺の方面に
でかける。足首の剥離骨折が完治していない妻は醍醐寺境内に残ってスケッチをするというので
私は上醍醐(山の上にある奥の院)方面に登る山道へ。久しぶりの山道なのでしんどいかなあ
とびびりながらスタートしたが意外と身体は軽く、かなり上まで登って行けた。木々におおわれた
山道はとても涼しい。時間が遅かったので30分ほど登ったところでUターン。しっかり汗をかいて
とても気持ちがよかった。ずっと仕事が忙しくてなかなか出かけられなかったのだが、やはり自然
の中は癒される。
題醐寺境内に戻り、私もスケッチを少しすることに。山登りで疲れているのだが、使う神経がまったく
違うので、これはこれで心静かにリラックスできる。集中して描いていたら夕方5時近くになり、そろそろ
閉門の時間。ゴーーーンと合図の鐘が鳴る。急いで片付けて帰路に着く。入口の仁王門に着くと
すでに竹が3本水平にかけられていて出ることができない・・。困っていると作務衣を着た若いお坊さん
が走ってきて開けてくれた。修行中の方なんだろうか・・対応がとても気持ちよかった。ここは弘法大師
を開祖とする「真言宗」のお寺。総本山は高野山だ。一方、京都に近い比叡山は「天台宗」の総本山で
開祖は最澄。空海と最澄がたもとを分かってからこの両派は、同じ密教系でありながら1000年ちかく
絶縁状態であったこと、そして21世紀になってからようやく双方のトップが手をとりあったということを
TV番組でやっていた。
これからが夏本番。各地での出張おもちゃ教室が続くが、暑さにまけずに乗り切りたい。そのためにも
時々こういう1日を作ってリフレッシュしないといけないな。
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