今年もいい天気に恵まれたフィールドオブクラフト倉敷。(先日の土日に開催)
私は今年もワークショップブースに出展。
前日(5月16日)に岡山入りし、まずは岡山市内にあるギャラリー「花葉」さんへ。
ここで7月に2日間にわたってワークショップを行うのでその打ち合わせ。岡山大学
のすぐ近くにあるこの花葉、センスのいい木の小物や陶器などが並び、ショップも
兼ねている。オーナーの星野さんとしばらくお話して、3時ごろに失礼し、車で倉敷へ。
夕方になり、作家仲間の若林さん、糸日谷さんとともに、おもちゃ作家の先輩・小黒
三郎さんのアトリエに向かう。ここのところ毎年、クラフトフェアの時は、前日に小黒さん
アトリエで会食するのが恒例となっている。78歳になられたという小黒さんはとても
お元気で、毎日自転車で坂をぐいぐい登っているそうだ。やはり運動を続けることって
体にいいんだなあ・・と今さらながら思う。見習わなきゃ。
少し遅れて、大阪のおもちゃ作家青木さんも登場。4人でわいわい楽しい時間を過ごし
た。
翌日はいよいよクラフトフェア本番。今年のワークショップの題材は3種。いつもやって
いる「マウスボカン」に加えて、「サッカー人形」と「ミニメリーゴーランド」。開会と同時に
参加者が来てくださり、あとはほとんどとぎれることなく子どもたちで賑わった。
お昼は強制的に「1時間休憩します」と札をだして昼食へ。いつも倉敷にくるとお会いする
デザイナーのKさんと一緒に近所のお好み焼き屋さんへ。広島風がうまかった。
二日目もいいお天気。開始前から作る予約をしていく親子もいて、早くも忙しくなる予感。
案の定終わりまでずっと忙しかった。
ブースの受付には工作していただくキットの完成見本の他に、定番商品にしているものを
2点ほどおいて自由に遊んでいただいている。そろそろ終了となる時間が来た頃、その作品
のひとつ「飛んでキャッチ」を気にいった2歳くらいの男の子が一人で遊んでいる。夢中にな
りすぎて、地べたに持って降りて、何度も何度も遊んでいる。そろそろ片付けたいんだけどな
あ・・・と思いながらその子に近づく。「さあ、おっちゃん、もうそれ片付けたいねんけど」
と声をかける。でもこのおもちゃがよほど気に入ったのか、その子は手にぐっと力を入れて離
そうとしない。「じゃもう一回やろうか」というと、ポンっとたたいて人形を飛ばし、うまく
くっつく。「よしもう一回!」と言うとまたたたく。またうまくくっつく。そのうち夢中になっ
たその子の口からツーっとよだれが・・・。『そうそうこのくらいの子って夢中になるとよだれ
が出てしまうんや。うちの次男もそうやった・・』と懐かしい思いにかられる。「さあ、じゃあ
あと一回しておしまいにしようか」と言うと、それから3回ほどやったとたん、パッと立ち上が
り、ダーっと向うに走っていった。
『満足したんだろうなあ・・』とその後ろ姿を見送る。
ようやく片付けが出来て、帰り仕度。仲間と倉敷インター付近で食事してから「じゃまた」と
お別れし、帰路についた。
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