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2013年11月9日(土)
マウスボカン簡易バージョン

 路を作れるおもちゃ「メイズ」を100個作らないといけないというこ
とを以前この日記に書いたが、まだその作業は続いている。ほぼ100個揃って
はきているのだが、時々、取引のあるお店からの受注で5個、6個と納品するこ
とになり、減っていくのでなかなか100にならない。それ以外に展示会(下関
大丸)の準備と受注した商品の制作・・。ずっと納期に追われる毎日だ。

 そんな中で、天気が良くなった11月9日の土曜日、高槻市の南大冠公民館
の地域行事のおもちゃ教室。この行事の教室も、もう4年目になる。老人会
のお餅つきや、竹細工、建物内での文化展示などいかにも地域の秋の行事
といった催しで、近所の子どもたちがいっぱいおもちゃを作りにやってくる。
おじいちゃんやおばあちゃんが「孫に」と言って自分で作って持って帰るパターン
も。たくさんの子どもたちがひっきりなしに作るので息つくひまもないのだが
どこかのんびりした気持ちでやらせてもらっている。

 今回の題材は「簡易バージョンのマウスボカン」キノコをたたくのではなしに
円い輪切りの木を置いてたたくだけでネズミが飛び出す。簡単に作れて遊べる
のでとても人気だった。

2013年10月27日(日)
「ころぽっくるの家」で

 風27号の影響は幸いあまりなくて、雨のあがった土曜日、Mtoysの
木のおもちゃを持ってでかけた。地元・宇治の障がい児療育施設「ころ
ぽっくるの家」の秋のイベント「こどもひろば」に参加するため。毎年恒例
で「木のおもちゃであそぶコーナー」を担当する。日頃ここに通所してきて
いるこどもたちと、地域のこどもたちが混ざって、にぎやかに遊んでくれた。
 今回は「25ドアーズ」という作品を持っていった。これは10年以上前に
おもちゃのコンペ「C−TOY」で賞をいただいた作品で、25の小さな扉のある
おもちゃ。裏からペアになったおもちゃを入れて、こどもたちが扉をあけて
探して「神経衰弱遊び」ができるのだ。他にもいろんな遊び方ができる。これ
が今回人気で、スタッフの方と向かい合ってうれしそうに扉をあけるこども
たちの姿がたくさん見られた。


 

2013年10月13日(日)
名古屋で

 古屋に行ってきた。「愛知トリエンナーレ」というアートのイベントが開催されていてる
のでそれを見ようと夫婦で行ったわけ。特に見たいものがあったわけではなかったのだが、名古屋
近郊に住む長男が「チケット安く手に入るし、見に来るんやったら買っとくで」と言ってくれたの
ででかけてみることにしたのだ。
 朝8時頃に車で家を出発、午前10時ごろには名古屋の中心部・白川公園にある名古屋市美術館
に着いた。付近のパーキングに車を止めて、ちょっと付近を歩くことにした。10分ほど歩くと
大須商店街がある。ここは京都でいえば新京極のような所。安い服屋や面白い雑貨屋さん、食べ歩
きのB級グルメなど雑多な魅力にあふれた面白い商店街だ。しゃれた文具や雑貨を扱うお店があっ
たのでそこで妻はいろいろ購入。ぶらぶらしているうちにお昼に近い時間になってきた。界隈のビル
にあったインド料理の店でカレーとナンのセットなどを食べる。食後、通りを歩いていると、広場
で大道芸をやっていた。大須商店街らしいにぎやかな光景だった。
 1時になり、名古屋市美術館前に戻り、チケットを持ってきてくた長男と会う。ただし、トリエン
ナーレを見て回るのは我々夫婦だけで、長男は連れてきていた彼女と別行動。

 名古屋市美術館、愛知芸術文化センターなど3か所ほどの会場を回って、現代アートの表現をじっ
くり見てきた。おもちゃそのものに参考になるものは無かったものの、かなり刺激になった。「絵画」
「彫刻」といった純然たる作品の展示ではなく、実験的であったり前衛的にあったりするアート表現
ばかりなので、常に考えながら見ていくことになる。そういう意味で「刺激的」といえるし、楽しい
ともいえるのだ。

 
暗い部屋に砂が敷き詰められ、ところどころから絶えず泡が出ているという作品。
 雲の中にいるような感覚もあり、作りだされた「自然現象」の疑似体験のような

 
感じもした。

 かなり歩き回ったので足が棒になったが、最後の納屋橋会場から「ベロタクシー」という人力タク
シーのサービスがトリエンナーレ主催側から提供されていて、それを利用した。我々2人を乗せてペ
ダルを漕ぎながら明るくお兄さんが話かけてくれる。スピードはとてもゆっくり。風を感じながらの
んびりと乗っていると10分くらいで白川公園内の名古屋美術館会場に着いた。

 
ベロタクシー

 夜は長男のマンション近くで、3人で焼き肉屋で夕食。食後、部屋でしばらく話など
して、10時すぎに帰ることに。帰りはすいていて1時間半で宇治に着いた。さすがに
ちょっと疲れたけど、日帰りでも充分楽しめるくらい名古屋も近くなった。

2013年10月6日(日)
丹波ACFT会場にて

 波(兵庫県丹波市)のACFT(クラフトフェア)に行ってきた。出展で?
いやいや遊びに行ってきたのだ。というのも、参加が決まっていたのに、参加費を払
い込むのを忘れた
ばかりに出展できなくなったから。

 そういうわけで今回はのんびりと会場を歩き回った。妻とその友人も一緒だったの
だが、彼女らは思ってたより出展作家の数が多いのと、作品のクオリティーが高いのに
驚いていた。思えば長年自分が出展していながら、妻が会場を見に来ることは一度も無
かった。別に「無関心」だからというわけではなくて、ふだん保育士としてフルタイム
で働いているので、行事と重なったり、日曜日はゆっくりしたいという時もあってなか
なかチャンスが無かっただけ。一緒に行った友人も「楽しかった。今年は1周して迷って
しまったけど、来年はなにか買う!」とまた来る気まんまんだった。
 私は会場で出展する知り合いに会うたんびに「あれっ?出展は?」と聞かれ、その
うち半分以上の人はFBで払い込みを忘れたいきさつを知っていて、笑われてしまった。
去年は二日目が台風で朝からタープも張らずにそそくさと帰ったのだが、今年はいい
天気。出せばよかったなという気持ちと、のんびり見て回れる楽しさとの間で微妙な
気持ちになった1日だった。


 
もう紅葉が始まっていた。

2013年9月29日(日)
メイズ

 番商品である「メイズ」というおもちゃを一度に100個作らないと
いけなくなり、今懸命に制作中。1個ずつ作る時は1個にふさわしいやり方で
作るのだが、5個いっぺんに作るとなると少し段取りを考えるようになってくる。
 更に一度に10個、20個となるとまたもう一段階、制作の能率を考えるよう
になってくる。しかも能率ばかりではなくて、20個でも品質が一定であるよう
な精度を保てる工程を考えるようになってくる。それが100個となると、また
もう一段階、工業的な発想が必要となってきて、材料の量的な確保とか合理的な
木取りなどにも頭を悩ます。
 パーツの量産は単純作業になるので比較的楽なのだが、組み立て段階でクランプ
などで固定、締結していく時に1個ずつだと途方もなく時間がかかるので、いかに
まとめて締結できるかに一番苦労している。

 できあがったものを置いておく場所もまた頭の痛い問題。結局、またしても
空いている子ども部屋が仮置き場になる。できあがったものを置きに子ども部屋
に入るとついつい子どもたちが小さかった時のことを思い出していろいろ触った
り、置いてあるマンガを読んだりしてしまうこともあり、気が付くと時間がたって
しまってたりして
『やばい!』とあわてて下に降りる私だった・・。


2013年9月10日(火)
竹田城跡へ

 月23日に四国から帰ってきて、1日だけあけて、25日からまた
遠出。といっても今回は遊び。夏の終わりにようやく夫婦で休みが
取れたので、一泊で出かけることにしたのだ。今年の夏はお盆も妻の実家
には私だけ帰らずに仕事だったのでなんか休みらしい休みが取れ
ていなかった。受注品の制作はかかえていて仕事がたまるのはわか
っているが、ここは強引にでも行ってしまうことにした。
 行き先は比較的近場で、「天空の城」として近頃人気の竹田城跡
と、出石、そして日本海に抜けて竹野海岸で一泊というコース。
 朝、なんか天気が悪い・・。そこで、行程を変更して先に出石へ。名物
出石そばの名店「近又」さんでお昼。少し並んでいたががまんして
待つ。待ったかいがあってとてもうまかった。


 その後、竹田駅前に車を置いて、バスで竹田城跡へ。そのころには
天候も回復していて、山の上にある城跡はとても気持ち良かった。駅前
に戻り、近くのカフェで一服。ここは民宿もしているらしく、何組かの宿泊客
が説明を受けていた。聞き耳をたててみたら、どうやら翌朝早くに皆
竹田城跡に登るらしい。運がよければ「雲海に浮かぶ城跡」(日本のマチュ
ピチュとかいわれている)がみれるかもという期待があるらしい。ただ季節的
に夏はだめだそうだが。

 夕方、宿泊先の「休暇村竹野海岸」というホテルに着く。いわゆる公共の
宿というやつで、夕食はバイキング。場所柄、海の幸がけっこううまかった。
 翌日は竹野海岸に行って、ずいぶん久しぶりに海水浴。子どもたちがい
ない海水浴というのも変な感じだが、気持ちよかった。
 帰路、城崎温泉に寄って、海鮮丼などを食べてから家路へ。一泊二日の
割には盛りだくさん(というか自分たちでそうしてるんだけど)な旅だった。いい
夏のしめくくりとなった。

Mtoys日記

毎日は書けないけど、、ひごろ考えていることを垣間見てもらえたらいいかな
と思います。