Mtoys日記       
<<前のページ | 次のページ>>
2015年9月12日(土)
ウクレレ

 いぶん涼しくなってきた。先日、本屋に行った時
「この中にウクレレが1本入ってます」という箱型の
本をみつけ、衝動買いしてしまった。帰って開けて
みると、胴の部分は組み立て済みで、ネックとフィ
レットなどのパーツ、弦とペグ、ブリッジなどの小物
が入っている。3600円だった。
 ただこれが安っぽい材でできており、仕上げも雑。
ネックと胴の接合部も密着しないので削り直したりして
やっとピッタリに。それでもダボ継ぎなのですきまがどう
してもあく。クランプなどで締結してなんとかガッチリ
接合できたが、一般の方が道具もない中でこれを作ると
なると、「一応は」形はできるだろうけど大丈夫なのか
なあ・・・。

 
まずネックと胴をくっつける。

 実は完成品でもネットで買えば3000円くらいから
あるのだが、作るのが面白そうなので買ってしまったのだ。
どうもギターやそれに類する楽器を見ると弾いてみたく
なるみたいで、ずいぶん前に沖縄の三線(さんしん)も
自作したことがある。(通称カンカラ三線というやつで、
ブリキの缶を胴にした簡易タイプ。)

 商品の制作の合間をみて同時進行で作っている。
ちょうど昨日、今日とお天気の日が続いたので塗装。
ウレタン系のスプレーで何度も重ね塗り。まだクリヤー
を吹くところまではいかなくて、次晴れる日を待ってい
る。こんなふうに自分のために楽しんで作るというのが本
当は自然なんだろうな・・。作家は誰でもそうなのかもし
れないけど、注文でものを作っているとそういう素朴な喜びを
忘れている時がある。


 

2015年8月23日(日)
高槻市磐手公民館でおもちゃ教室

 の夏最後となる出張おもちゃ教室が8月19日
に開催。大阪・高槻市の磐手公民館にて。高槻市
は、大きな公民館が多く、この磐手公民館も、図書
館なども併設された大規模公民館。今回は市内の
小学生対象で、「サッカーけん玉」を作ってもら
った。この企画も、申し込みが多くて、最初20名
定員だったところを30名に増やした。『人数増えて
大変かなあ』とも思ったのだが、公民館などのスタッフ
の方々に補助していただき、スムースに進めることが
できた。

 形の組み立てが終わって、皆色塗りに入る。サッカー
のユニフォーム姿の女の子がいたので「サッカーやって
んの?」と聞くと「うん」と小さくうなずいていた。
やはり題材が題材だけあって、サッカーをやっている子
の参加も多いようだ。
 だいたいできあがってきたところで、部屋の外の広
いフロア部分でけん玉大会。背中から頭とかの連続
技を決める子もいた。本物のけん玉経験者も多いの
だろうと思う。

 その後、全員で記念写真を撮って終了。こういう公的
な催しで「記念写真」を撮るのも珍しいが、公民館のス
タッフの方々がうまく盛り上がりを演出してくださった。

 車での帰り、『これでこの夏の教室も終わりか・・』と
少しほっとした気持ちで運転。ガンガンと活動した夏も
終わるのかなという寂しさみたいなものもある。毎年この
繰り返しなんだけど。

2015年8月19日(水)
久々の休みに

 粟倉から帰った次の日(8月16日)、久しぶりに
お休み。7月からずっと出張おもちゃ教室が何日かおきに
続き、その合間には準備と納品する定番商品を制作する日々。
東粟倉へ行った14日にはかなり疲れていて、全然体がシャ
キっとしなかった。東粟倉おもちゃ村で1日目の教室を終えて、
大江さん、若林さんとしゃべっている時もあくびばかり出て、
話も上の空だった。
 その日の夕方に近くの「愛の村パーク」にある日帰り温泉
に入って、ふだんより長めに入浴したら少し元気が出たかな。

 そんなこんなで、帰ってからの16日は気分転換にでかけるこ
とに。(妻も16日、17日は休みがとれたので)涼しさを求め
て近場の比叡山へ行った。元気が回復してきたので歩くため。や
はり山頂は涼しかった。山道を散策できる道があるので歩き回り、
かなり汗をかいた。トンボも飛んでいて、一足早く秋の気配を感
じることができた。お昼は山頂にある「鶴喜そば」で。


 
比叡山の木立の中に建つ「根本中堂」

 翌日の17日は、映画「インサイドヘッド」を見に行った。
ディズニーのCGアニメ。人間の頭の中のいろいろな感情
を擬人化して、外で起こる物語とそれにリンクして悩んだり
がんばったりする「感情キャラクター」が頭の中で活躍する。
子どもには理解しにくい設定なのだが、大人が見るぶんに
はけっこう深くて面白かった。「楽しい思い出」が人生の支え
や癒しになること、「喜び」は楽しくていいけど、その反面に
ある「悲しみ」が陰のようにあるからこそより輝くのだという
こと・・・などなど、深い内容をうまくアニメで表現しているな
と感心した。

2015年8月17日(月)
東粟倉おもちゃ村で

 盆の真っ最中、8月14日〜15日は、岡山県の
美作市東粟倉地区にある「東粟倉おもちゃ村」でおも
ちゃ教室。毎年ここで、「エトセトラのおもちゃまつり
と銘打って、エトセトラメンバーである、木のおもちゃ作
家・青木宏子さん、若林孝典さん、私・松島洋一、布お
もちゃ作家・大江委久子さんの4人で担当している。
 会場の「東粟倉おもちゃ村」は、以前は「現代玩具博物
館」だった建物。現代玩具博物館は岡山県の湯郷に移転し
たので、その後、空き家となっていた建物を再度有効に活用す
べく村(東粟倉はもともと村だった。平成の大合併で美作市
に統合)の有志が立ち上がり、全国の作家に連絡して創作玩
具を集めた。
一流のおもちゃ作家の作品が多数集まり、見ごたえのある展
示となっている。

 館の工作室と展示室の一部を使って、4人の作家のコーナ
ーをつくり、来館した方が自由に選んで作っていただくように
している。お盆に地元に帰ってきた親子連れやおばあちゃん、
おじいいちゃん連れが中心で、にぎやかにおもちゃ作りを楽し
んでいただいた。



 行きの車ではお盆の渋滞を避けて丹波のほうを回って行った。
帰りもインターネットで見ると兵庫県の三田から宝塚あたり
まで長い渋滞が・・・。15kmの渋滞というのが微妙で、丹波
周りで遠回りするのと渋滞でロスする時間が同じくらい・・。
思いきって渋滞の中を行くことにした。同乗して同じ京都へ帰
る大江さんと話をしながら走るので退屈はしなくて済む。
渋滞を抜けてきたかな・・という頃、道のむこうに花火が見え
始める。近づくにつれはっきりと見えてきて、音も聞こえてき
た。どうやら兵庫県川西市の「猪名川花火大会」のよう。
渋滞後のごほうびかな」と大江さんと話ながらしばし車窓から
楽しませてもらった。


2015年8月12日(水)
連日のおもちゃ教室

 日の猛暑だが、おもちゃ教室も連日だ。8月8日
は兵庫県伊丹市の「大阪よみうり文化センター伊丹」
でおもちゃ教室。「サッカーゲーム」と「メリーゴランド」
の2種から選んで申し込んでいただく形にした。結果
としてはほとんどがサッカーゲームだったのだが。
 この教室は保護者入室可なので、親子で作っていた
だいた。皆完成して帰り際、参加者のお母さんが「今年
も丹波のクラフトフェアは参加されるんですか?」と聞
いてこられた。丹波で私が毎年出展しているブースに
来て、子どもたちと私のおもちゃで遊んだこともあるそ
うで(申し訳ないことに私は覚えていなかった・・)、私
が「今年は他のことで忙しくてエントリーしていないんで
す」と言うと、残念がっておられた。


 次の日、8月9日は、大阪の千里中央にある千里阪急
デパート内でのおもちゃ教室。このデパートに出店して
いるおもちゃの販売会社の主催。夏休みの日曜日という
ことですでに予約がいっぱいの状況だ。「ミニメリーゴー
ランド」と「木の鳩笛」の2種。親子連れがどんどん作って
は入れ替わっていくという展開。息つくひまが無い感じで
少々ハードだが、スタッフの方がしっかりサポートしてくだ
さったのでスムースに運んだ。「木の鳩笛」は、切り抜い
た木を3枚合わせるだけなのだが、構造によって吹くと音
が鳴る仕組み。吹いてみて音が出たときは皆笑顔になる。
 お昼は社員食堂で食べたのだが、チャーハンとチャンポ
ンのセットにした。これがけっこうなボリュームで『やばいな
あ・・食べ過ぎになるかも』と思ったが、教室進行がハード
なのでもたれることもなく消化されてしまったようだ。




 
8日には早い盆休みで長男夫婦が帰省していたのだが、
私は連日の仕事で、夜しか会わないというせわしない感じ
になってしまった。16日まで夫婦二人とも休みだそうだが、
10日には名古屋に帰っていった。帰ってきたついでに大阪
のイケアに行って、両親にと三角のクッションを買ってきて
くれた。これがなかなか具合がいい。子どもからいろいろと
物をもらうようになったんだなあ・・・。