ずいぶん涼しくなってきた。先日、本屋に行った時
「この中にウクレレが1本入ってます」という箱型の
本をみつけ、衝動買いしてしまった。帰って開けて
みると、胴の部分は組み立て済みで、ネックとフィ
レットなどのパーツ、弦とペグ、ブリッジなどの小物
が入っている。3600円だった。
ただこれが安っぽい材でできており、仕上げも雑。
ネックと胴の接合部も密着しないので削り直したりして
やっとピッタリに。それでもダボ継ぎなのですきまがどう
してもあく。クランプなどで締結してなんとかガッチリ
接合できたが、一般の方が道具もない中でこれを作ると
なると、「一応は」形はできるだろうけど大丈夫なのか
なあ・・・。
まずネックと胴をくっつける。
実は完成品でもネットで買えば3000円くらいから
あるのだが、作るのが面白そうなので買ってしまったのだ。
どうもギターやそれに類する楽器を見ると弾いてみたく
なるみたいで、ずいぶん前に沖縄の三線(さんしん)も
自作したことがある。(通称カンカラ三線というやつで、
ブリキの缶を胴にした簡易タイプ。)
商品の制作の合間をみて同時進行で作っている。
ちょうど昨日、今日とお天気の日が続いたので塗装。
ウレタン系のスプレーで何度も重ね塗り。まだクリヤー
を吹くところまではいかなくて、次晴れる日を待ってい
る。こんなふうに自分のために楽しんで作るというのが本
当は自然なんだろうな・・。作家は誰でもそうなのかもし
れないけど、注文でものを作っているとそういう素朴な喜びを
忘れている時がある。
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