久しぶりにうまい和食を食べた。京都の高台寺近くにある
「汐鯛めし だい黒」さんにて。妻も土曜日に休みがとれたので、
いつも集まっている学生時代からの友人夫婦3組ででかけた。
実はここ「だい黒」さんは一緒に行った友人の娘さんが、料理人
のご主人と1年ほど前にOPENしたお店。「ねねの道」や石塀小
路など観光客に人気の高台寺界隈近くにあり、町屋を改装したいい
雰囲気のお店。ご主人は木屋町の京料理屋さんで料理長をしていた
ので、若いけど腕は確か。きちんとだしをとった吸い物や、少し手
を加えたお刺身、あえ物、煮物、シメの鯛めしまでどれもおいしか
った。
一緒に行った友人達の中で、今年還暦を迎える者が二人いて、そ
のうち一人は退職の予定。(もう一人は再任用か非常勤などで続け
るらしい)「退職して何するの?」と聞いてみるが「何も考えてな
い。しばらく何もしたくない」とのこと。中学校教員であるこの友
人も、一種の「燃え尽き」なのかなあ・・。それだけハードだった
ということなのだろう。
自分の娘さんがこうして料理屋さんの「お女将」になってがんば
っているのを彼はうれしそうに見ていた。自分が現役を退くことに
なっても、自分の子がしっかりと仕事しているのを見ると、なんか
命を受け継いでくれたような気になるのが親の気持ち。
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