Mtoys日記       
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2016年8月16日(火)
お盆休み

 夏最後の出張おもちゃ教室は、8月11日、大阪よみうり
文化センター伊丹。ここでも「観覧車」が題材。親子参加OK
の教室だったのだが、今回はお父さんと子供という組み合わせ
が多かった。教室の後、帰りに地下鉄御堂筋線の江坂駅に回
り、「クレヨンハウス大阪店」に寄る。ちょっとした納品があった
からだ。ついでに、お店で展示していただいている私のおもちゃ
商品の見本がかなり傷んできたので修理。毎日お客さんに遊
んでいただいているのだから無理もない。「飛んでキャッチ」の
本体穴部分も回りがすり減ってすり鉢状になってしまっていて
『すごいなあ・・・よく遊んでもらったんだなあ』と少し感動してし
まった。


 盆休みは13日から。12日の夜に長男夫婦が名古屋から来て
にぎやかになった。13日は皆で妻の実家のある大阪・富田林市
へ。お墓参りなどをして、夕方に京都へとんぼ返り。予約していた
京都市内の和食のお店で、長男夫婦、次男、私たち夫婦の5名
で食事。親は酒を飲まないのに、息子たちはなぜか飲むので、
ビールの次の日本酒の銘柄などを二人で物色していた。
 14日は、それぞれ別々におでかけ。私たちは、久しぶりの軽い
山歩き。山科から渓流沿いに登り、大文字山の近くまで行って、
南禅寺に降りるコース。登って汗だくになってきた時、冷たい渓流
で顔を洗ったり、足をつけたりするのは最高に気持ちがいい。1か
月以上休みが取れていなかったので、近場でもとてもリラックスす
ることができた。


 15日は、長男夫婦と一緒にコストコに買い物。一応、私も会員
なのだが、コストコで大量のモノを買うという需要があまりなくて、
会員カードを失効していた。今回は息子たちのカードで「お連れさ
ん」として入場。4人で回るとけっこういろいろ買い込んでしまった。
もちろん長男夫婦と後で分けたりするのだが。帰って家で商品を分けた
後、長男夫婦は名古屋に帰った。
 久しぶりの3日間ものお休み。仕事モードに無理にでも戻すため
新しい木工機械(テーブルソー)を購入。新しい機械を買うと、使う
うれしさで仕事へのモチベーションが上がるので・・という姑息な作
戦。

 
 

2016年8月7日(日)
千里阪急にて

 里阪急というデパートの中でのおもちゃ教室。8月7日の
日曜日、このデパートにある「スマイルキッズ」という木のおも
ちゃ店の企画だ。阪急の広報に出たとたんに予約でいっぱいにな
ってしまったので、午後1時の開始から4時半の終了まで、30
分ごとの入れ替え制休みなしという形でどんどん作っていただいた。
 こちらにとっては「どんどん作って入れ替わっていく参加者」
なのだけど、参加者にとっては自分が来たその1回しかない。そ
う思って、ひとりひとりちゃんと完成するように、気合を入れて
指導させていただいたつもり・・。かなり下ごしらえをしていっ
たので、スムーズに終えることができたと思う。

   
作ってもらったのは、「ミニ観覧車」

 今回は車。名神吹田で降りて、中央環状線を少し走り新御堂との交
差をちょっと北上すれば千里中央。京都・宇治から45分くらいで着い
てしまう。駐車場から台車で工作材料の荷物を台車に乗せて運ぶの
だが、どうもこの千里中央の駅前は車にばかり便利が良くて、歩行者
にはややこしい。目の前にあるビルに渡りたいのに平面の横断歩道が
なくて2階部分になる渡り廊下的な歩道橋でしかつながっていなかった
りする。じゃ、車にとっては本当に便利かというと実はそうでもなくて、
駅前道路はまっすぐ抜けられないで迂回させられるような道になっていて
これまたややこしい。いったい誰にとって「便利」なんだろう?といつも
思ってしまう。もう慣れたけどね。

2016年8月6日(土)
夏の出張教室中盤戦

 月に入って、暑さも本格的になってきた。
8月2日は、大阪の高槻市にある「富田青少年交流センター」
でおもちゃ作り教室。題材は「ヤジロベエののせっこゲーム」。
ヤジロベエを飛ばしてステップに乗せるMtoysオリジナルの題
材。午前中は低学年、午後は中高学年の2部制で実施したの
だが、どちらも申し込みが多く、今年も抽選になったそうだ。

 作るのも楽しいが、作ってから遊ぶのも楽しいおもちゃな
ので、皆ステップに点数など書いて、自分なりのゲームにしよ
うと工夫していた。
 午後の部では、兄弟で参加している子らがいて、上が6年生、
下が4年生という組み合わせ。教室が終わって、お兄ちゃんは
なにやら携帯電話で話している。聞こえてくる感じではお母さ
んからのようで、迎えに行くから弟と待ってるように指示を受
けている感じ。一方の弟はといえば、作ったゲームで遊ぶのに
夢中で、お気楽そのもの。どうしてもお兄ちゃんが「責任」あ
る立場に立たされて、弟は「おまかせ」というパターンになる。
我が家の息子たちにもよくあったことだけに『どこかで見た光
景だな』とほほえましかった。


 
富田青少年交流センター           ヤジロベエののせっこゲーム

 8月6日の土曜日は、NHK文化センター西宮ガーデンズ教
室でおもちゃ作り講座。今回は電車で行くことにした。冷房の
効いた電車内と降りた時の暑さのギャップがひどくて体にこた
える。
 題材は「飛行塔」。糸で小さな飛行機を吊るす仕組みなのだ
が、皆、糸を小さな穴に通すのに苦労していた。まあでも、難
しいところもなくっちゃね。糸の扱いという微妙な感覚も体験
できるし、出来上がった時のうれしさも大きくなるだろうし。
 完成したら例によってマスキングテープで各自きれいにカラ
ーリングして、可愛い飛行塔が完成した。

 
NHK文化センター西宮ガーデンズ教室   

 マスキングテープがかなり減ってきたので、帰りに梅田周辺
で買って帰ることに。
JR大阪駅が新しくなってからは地上でうろうろしてたら方向
がわからなくなることも多い。かえって地下のほうが見覚え
のある風景が残っていて、私のような古い大阪人には歩きやす
い。梅田周辺は地下街通ればたいがいどこでもつながってるし。
 それにしても人が多い。マスキングテープ買ったら即帰ること
にしたのはいうまでもない。


2016年7月31日(日)
夏のおもちゃ教室真っ盛り

 日の出張おもちゃ教室で忙しい毎日。7月28日は
大阪府箕面市にある聖母被昇天学院の小学部で「夏季特別授
業」。申し込み制で希望者対象のおもちゃ作り教室をさせて
いただいた。女子校なのでどんな感じなのかな・・と思って
いたが、希望して参加してくれただけに、皆とても熱心に取
り組んでくれた。作ってもらったのは「メリーゴーランド」。
マスキングテープでの仕上げのカラーリングは、やはり女の
子たちは皆大好きみたいで、個性的な作品がいろいろとできた。

 7月30日は、NHK文化センターの神戸教室。そして31
日は同じくNHK文化センターの梅田教室。今回はどちらも「観
覧車作り」だ。人気の題材なので盛況だった。観覧車にはビー
玉を乗せるのだが、「ゆっくり回さんとビー玉は落ちるで」と事
前に言ってあるにもかかわらず、激しく回してしまい、ビー玉を
なくす子が何人かいた。こういうことをしてしまうのはもちろん
男子。わかっていてもやってしまう「おバカ」な男子を女の子は
冷ややかな視線で見ていた模様・・・。


 夏の出張おもちゃ教室も半分が終わった。教室の題材準備
に加えて、注文を受けている定番の商品の制作・・・。もうぜん
ぜん余裕がなくてヘトヘトの状態だ。むしろ、おもちゃ教室で出
張している時が唯一外にでて気分転換できる時間でもある。NH
K文化センターの教室は午後だったり、午前だったりの半日仕事
なのだが、神戸や梅田で適当にお昼を食べたら、すぐに帰ってし
まう。今回はコーヒー一杯すら飲まずに、すぐに帰りの電車に乗
ってしまった。
 以前は、ちょっと本屋に行ったり、買い物などしたりとウロウ
ロすることもあったのだが、最近は必要以上に繁華街をウロウロ
するのは疲れる。毎日作業に追われてるせいかもしれない。
 仕事から帰った日曜日、金曜日から同僚と沖縄旅行に行ってた
次男が帰ってきた。ああ・・うらやましい。リゾートでぼーっと
したいなあ・・。

2016年7月20日(水)
東粟倉おもちゃ村にて

 雨が明けたそうだ。
 7月の連休、17日〜18日は東粟倉おもちゃ村へ。
「エトセトラのおもちゃまつり」と銘打ったワークショップ
イベントを毎年やっているのだが、今年は少し早い時期にや
ることにした。
 17日の朝、車で同じ京都の布おもちゃ作家大江さんを乗せ、
高速で岡山方面に向かう。必ず渋滞している中国道の宝塚付近
は、案の定詰まっている。20分ほどよけいにかかってようや
く車が流れだす。ところが、山崎ICを過ぎたらまた渋滞。作用
ICまで中央分離帯のグリーンベルトをバージョンアップするた
めの工事とかで、自然渋滞らしい。抜けるのに30分以上かか
った。いつも混んでいるとこらなら覚悟もできているが、こう
いう意外なところでの渋滞はがっくりする。
 おもちゃ村に着き、ワークショップの準備にかかる。まだ夏
休みにはなっていないせいか、お客さんは少ない。そんな中、
和歌山から、私のおもちゃを扱ってくださっているお店の方が
一家で来てくださった。小学生の息子さんは、このお店のHPで
おもちゃで遊ぶ写真などで登場しているので見覚えがあった。
ゴム動力ボートを作った息子さんは、早速、おもちゃ村入口横
に用意していただいたビニールプールで試運転。ラジコンとか
じゃなくて、こういう「ゴム動力」という素朴なメカで動くお
もちゃも今の子供たちにとってはとても新鮮なのだと思う。
 二日目の18日はけっこう朝からお客さんも入ってくださっ
ている。おもちゃの博物館なので、面白い創作玩具でいっぱい
遊べる。そしてこうして工作体験も。山の中なのでやはりまだ
まだ知られていなくて、来た人は「こんなにいい施設があった
んやね」と言ってくださる。


 この日は、私が関わっている京都府南部の和束町雇用促進協
議会の方が見学に来てくださった。小さな町のおもちゃと木工
体験の施設の一例として、参考にしていただけたと思う。あと、
今回、ここで「創作玩具フェスティバル」(8月31日まで開催)
が催されるので、その搬入に、高知からおもちゃ作家の武田勇馬
さんがご夫婦でお越しになった。彼とは、2011年に高知のアン
パンマンミュージアムで二人展をやって以来の再会。動物など
をしゃれた造形でデフォルメしたおもちゃが得意で、「立体イ
ラスト」というジャンルでもあるようだ。これからが楽しみな
作家である。
 
 今回のおもちゃまつりは、私の知り合い関係がこうして3組も
来てくださることになり、なんかうれしかった。
 

2016年7月3日(日)
文化的な?1日

 年は、梅雨らしい梅雨という感じの毎日だが、今日7月3日の
日曜日は薄曇り。でも湿度は高くてジメジメしている。それでも雨
ではないのででかけることに。妻が金曜日に「胃腸カゼ」にかかって、
まだ体調が本調子ではないので、いつもの山歩きはやめて、京都市内へ。

 まず、高台寺近辺にある知り合いの和食のお店「汐鯛めし 大黒」
さんに行き、鯛めしのお持ち帰り用のものを名古屋の長男宅へ発送
してもらう手続き。結婚1周年のささやかなお祝いのつもり。
 その後、少し歩いて、「建仁寺」へ行ってみた。俵屋宗達の「風神
雷神図屏風」や、桃山時代の「雲竜図」の襖絵、法堂の天井の「双竜
図」などみどころのたくさんあるお寺だ。(見られるのはすべて精巧
に作られた複製だけど・・)
 枯山水の庭もすばらしい。広い縁側にすわってぼーっと庭を眺めて
いると、さわやかな風が吹いてきてなんとも心がのんびりした気持ち
になった。


 まだ時間が午後3時だったので、岡崎まで歩き、京都市美術館でや
っている「ダリ展」を見に行くことにした。
 混んでいるかな・・と不安だったがそれほどでもなくて、スムーズ
に見ることができた。

 「奇抜」というだけでは表現しきれないダリ独特のシュールな世界
にじっくりひたることができた。ダリの作品には溶けた時計やアリな
どがよくでてくる。それと、延び切った肉などを支えるT字型の杖の
ようなつっかえ棒。時空の法則など無視して変な物が空を飛んだりし
ているのに、何故この「つっかえ棒」が描かれているのかが本日の疑
問。だって、時空の法則を無視したシュ
ールリアリズムだったら、べつにお尻の肉が延びて垂れそうだとして
も宙に浮かしときゃいいじゃないか・・・なぜ律儀に「つっかえ棒」
で支えて、急に物理法則に従順になるの?という疑問。ダリに聞いて
みたいな・・。

 こうして、久々に「文化的」な休日を過ごしたのだった。