3月のある日、京都市北区の幼稚園へ。ここに
設置した壁面おもちゃのメンテナンスのためだ。
すでにこのおもちゃを施工してから15年たつ。年
に一度はメンテナンス作業をしてきたが、ここ何年
か忙しくて行けてなかった。ひさしぶりにみると、や
はりかなり痛んでいる。壊れた部品やパーツを補充
し、剥げた塗装も手直しする。ただ、基本的な構造
部分は壊れずに保たれており、『よくもってくれてる
なあ』と感慨深かった。
園長先生がおられたので「もう15年もたつんです
ね」と共感しあう。「子どもたちが大好きでよく遊ぶ
のでどうしても痛んでくるんです」とおっしゃっていた。
新型コロナウイルスの感染拡大を受けてあまり外
には出ていないので、車でこうしておもちゃの修理
にでかけるだけでも少し気分転換にはなる。ただ、
定番のおもちゃの発注はとだえていないので工房
での作業は相変わらず忙しい。とはいっても納めてい
るおもちゃ関係の施設(美術館、テーマパークなど)
はコロナ関連で閉館中のところも多く、当然発注もと
だえている。私のような零細な規模の仕事にもわずか
ではあるがやはり自粛の影響は出ているのだ。4月中
旬に予定していた3夫婦での旅行もキャンセルした。
でも、そんなことより一日でもはやく収束のきざし
が表れてほしい。
そういえば花見なんかも行けてないなあ・・。いや、
一度散歩で桃山城に行ってけっこうきれいだったので
あれが花見かな。
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