Mtoys日記       
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2021年6月10日(木)
おさかなの飛んでキャッチ

 5月はこの日記も書かなかった。そしてすでに
6月10日。梅雨真っただ中である。
 先日、静岡の焼津にできる「焼津おもちゃ美術館」
より依頼を受けていた特注おもちゃを納品した。
焼津といえばやはり「魚」ということで、私の定番お
もちゃ「飛んでキャッチ」のおさかなバージョンを
作ってほしいというご依頼を受けていたのだ。
 飛んでキャッチは、人形がまっすぐ上に飛んで
マグネットでくっつく仕組みなのだが、魚の形を
まっすぐ上に飛ばす構造(しかも展示用なので大きく
高さも高い)を成功させるのにずいぶん苦労した。
まあ、そういう「生みの苦しみ」はきらいではないの
だが・・。

焼津おもちゃ美術館の内部の完成予想図

 そんなわけで先日ようやく完成し、納品した。
(現物の画像はまだオープン前だし、ふたを開けて
のお楽しみとしておこう)
あと数点のサイズ違いの作品の納品が残っているので鋭
意制作中だ。
普通の定番の飛んでキャッチも、各店舗より多数
注文を受けているので相変わらず忙しい。
 ちなみにこの「焼津おもちゃ美術館」は7月4日オ
ープン予定なので、行って直接マグロやサバを飛ば
して豪快にくっつけてほしい。けっこう難しいけどね。

 最近、水彩画に凝っている。もちろん仕事ではなく
趣味としてだが。仕事でものづくりしてけっこう疲れ
ているにも関わらず、夜にまた絵を描いている。でも
使う頭が違うのか、描いているとリラックスできるよ
うな気がする。水彩画は、不透明で描く(ガッシュなど)
のと違ってにじみを利用したり、明るい部分は残してい
って紙の白さを生かすようにするなど、透明感を生かす
独特の技術がいるので難しい。私もまだ生半可な技術
しか持ち合わせていないので、時折不透明で明色を
乗せていく描き方になってしまう部分もある。まあ
あまり固く考えないでもいいんだろうけど。
 実は、学生時代の同じ美術科の友人が美術教員を
退職して何年か経ち、描いた絵がたまってきたので、私
と「二人展」をやろうということになっているのだ。京
都市の伏見区の町屋を改装したギャラリーで夏にやるこ
とになっている。本業ではない作品なのでちょっと恥ず
かしいのだが・・。



2021年4月24日(土)
信楽

 4月も半ばを過ぎた。先日、友人たち2組の夫婦と
一緒に久しぶりの旅行。今回は滋賀県の信楽へ。
宿は、レイクヴィラ信楽というゴルフ場に隣接した
コテージ型のホテル。コテージなので他の客とあまり
接触がないので少し安心だなと思って決めたのだ。
 信楽では、陶芸の森という公立のミュージアムを
皮切りに、たくさんある陶器屋さんめぐり。煮物を
いれる鉢や、マグカップ、湯飲みなどいろいろ購入。
信楽といえば例の狸の置物が有名だが、うちの近所
でも玄関先にあれを置いている家をみかける。なぜ
ああいうのを置きたいのかは謎なのだが・・。縁起物
なのかな?

いたるところに陶器が使われている    ホテルレイクヴィラ信楽

 NHKの朝の連ドラの「スカーレット」で信楽が舞
台になったので、その時のスタジオセットや衣装、
小道具などの展示もあった。私は見ていなかったの
で、見ても「ふうーん」という感じだったのだが、
あとの2組は最近朝ドラにずっとはまっているようで、
展示を楽しんでいた。私も「あまちゃん」ははまって
見ていたのだが、それ以降のはちょっと見てみても続
かず、ぱったり見なくなった。
 コテージは独立したベッドルームが3つあり、リビ
ングスペースも広く、わいわいやるにはうってつけだっ
た。食事はホテルの本棟のほうにでかけるのだが、内容
もよかった。
 翌朝、ちょっとパットゴルフをやってみる。ひさし
ぶりだったが楽しかった。チェックアウト後は、伊賀
上野方面に行き、農業公園のモクモク手作りファーム
に行き、地ビールなどを楽しんだ。(私はもちろん飲
まないが)
 
 コロナ禍の中でなんとか工夫して行った旅行だった
が、帰ってきたら関西に「緊急事態宣言」が出る風向
きに・・。
 だいたい、医療体制がひっ迫してきたから緊急事態
宣言で「時短や行動自粛のお願い」ってなんか順番が
逆じゃないのかなと納得いかない。医療体制がひっ迫
してきたのは我々国民のせいじゃない。感染者が増えて
もそれに耐えられるだけの余裕をもった医療を準備でき
なかった政府や自治体のせいである。ワクチンを早くい
きわたらせなかった政府、自治体のせいである。そうい
う無策を棚にあげて、国民にがまんを強いて、飲食店を
潰れる寸前まで追い込み、経済にダメージをあたえる
「緊急事態宣言」っていったいなんなのだ?
 イギリスが劇的に感染が減ったという。でも、その
「劇的」に減った感染者数が今の日本と同じくらいだ。
つまり、欧米だったら今の日本の状況は「やったー!」
という状況なのだ。死者数も少ないといえるレベルだ。
(インフルエンザ以下)
 指定感染症2類にコロナを位置付けてることが、医療
ひっ迫の要因となっているようなので、やはり今の日本
の被害レベルだと2類からはずすことも議論してほしい。
政府もマスコミも「コロナ怖い怖い」ばかりで、ちっとも
コロナと戦う勇気を国民に示そうとしない。感染者が増え
たら「緊急事態宣言」、減ったら解除を永遠に繰り返すつ
もりなのか?その間に経済はガタガタになってしまうだろう。
 感染はもちろんしたくないし、増やしたくもないが、一部
マスコミがいまだに固執する「たくさん検査して隔離」でゼ
ロリスクをめざすというのはは不可能だと思う。むしろ、
Withコロナで、医療の受け皿の拡大とワクチンの早期拡充
という「武器」をもって戦うことのほうが現実的だと思う
のだが・・。 

 



 

2021年3月29日(月)
3月末の休日

 週の土日は名古屋方面の長男一家のところへ。
今回は、安城デンパークというところにでかけた。
ここは畜産も盛んな安城市の農業公園。たくさんの花
が咲いていてとてもきれいだった。


大型の遊具もたくさんあって、孫たちも楽しんでいた。
特産のソーセージをはさんだホットドッグがうまかっ
た。
 愛知県は京都と比べて公園が充実しているように思
う。このデンパークのような有料の施設だけではなく、
普通の公園も、かなり広くて遊具も充実しているとこ
ろがそこらじゅうにあるし、球技ができる公園も豊富だ。
平坦な濃尾平野という地の利もあるのだろうが、それよ
りも、愛知県の衛星都市は税収の豊かな市が多く(大き
な製造業の会社がたくさんあるので)そのおかげでイン
フラや行政サービスも充実しているのではないかなと思
える。逆に京都のような歴史的な史跡や風光明媚な場所
は少ないのだが・・。
 今回も長男のマンションの近くのホテルに一泊して、
翌朝は孫たちも一緒に喫茶店で合流してモーニング。す
っかり名古屋風モーニング文化に染まってしまっている
我々だった。
 

2021年3月17日(水)
自粛期間が明けて

 う3月になってしまった。この日記も1月
から更新していなかった。やはりコロナの影響で、
新しい場所に行ったり人に会ったりといったことが
あまりなくなったので記事にするほどのことが無い
ということかなと思う。
 山歩きも同じコースばかりなので、特に載せて
いなかったし。
 先日、久しぶりに友人たちと会食。外食はなんと
なく避けて、友人宅で集まった。自粛期間が明けた
からまあ集まるのもいいかなというのが一応の理由
だ。でも緊急事態宣言と感染数の減りとが本当に因
果関係があるのだろうか?検証してほしいものだ。
自粛が伸びれば伸びるほど困窮していく人が増える
のももう一方の事実なので、日本程度の感染状況で
自粛をダラダラと続けることの成否をきちんと検証
してもらいたい。理由にされるのが「医療のひっ迫」
なのだがこれも、感染数や死者数が日本の何十倍もで
ている国でやっとひっ迫という問題が起こっているの
に、日本の数のレベルでこうすぐに「ひっ迫」という
ことになってしまうこと自体がとても疑問である。
 政府もマスコミも感染数が増えても減っても「気を
抜くな」と不安を煽ることばかり言ってる。感染数が
減ってきたら「ほっとして」気を抜いているのはむし
ろ政府やマスコミのほうじゃないのか?減っている時
期にこそ医療体制の充実を準備したりワクチンの確保
とか備えることがたくさんあるはずなのにどこまでや
っているのか?GOTOやそういうのもやっていけないと
は思わないけど、その裏で「増えた時の備え」をどこ
までやってくれてるんだろう?マスコミも感染数が減
ったら政府の弛緩モードに引っ張られて「備え」に
関する追求もあまり無い。
 結局政府とマスコミは表裏一体のように見えてしま
うのは私だけだろうか?

 

2021年1月6日(水)
新年を迎えて

 年あけましておめでとうございます。

今年の正月は本当にどこにもでかけなかった。
12月末から長男一家が帰省していたので、家や
近所の公園で孫たちの相手をして、おいしいもの
を食べてゴロゴロという感じ。初詣も行ってい
ない。(もともと初詣に行くという習慣自体が
我が家には無いのだが・・)
 ビニール袋と竹ひごでできる簡単な凧を孫に
作ってあげて、公園に持っていった。寒風が強
かったのでこれが意外によく上がり3歳の孫にと
って初めて見る凧が、上空に高く上がるものだ
ということをわからせることができて満足。
お正月は独楽とか凧とかのいわゆる伝承おもちゃ
を体験させるのにいい機会だ。
 そういえば、兵庫県の姫路にある「日本玩具博
物館」のコレクションの一部を解説つきでまとめ
た「世界の民芸玩具」(大福書林刊・¥3,300)
が近頃発刊された。同博物館の学芸員である尾崎
さんが執筆された本で、私も早速手に入れた。
 世界の伝承玩具(それこそ独楽や凧もある)が
カラー写真と分かりやすい解説で56種紹介されて
いる。工業化社会になる以前からある手作り品ば
かりなので素朴なデザイン、民族性のでた意匠が
面白い。そして、現在のおもちゃにつながる遊び
の要素、機能が発見できるものもある。おすすめ
の一冊である。



 定番のMtoysおもちゃの中で、「メイズ」がここ
のところ人気だ。かなり大量の発注を受けて
いるので1月4日から仕事再開。


2020年12月12日(土)
仕事場の床

 
いぶん雰囲気が変わった。仕事場はコンクリートの
タタキの床なのだが、ホームセンターで見つけたウレタン
のマットを敷き詰めてみた。敷いてみて、メリットがいくつ
もあった。
1.足触りがソフトになり、底冷えがましになった。
2、座り込んでも作業ができ気持ちがいい。
3.音の反響が抑えられて少し静かになった。
4.黒なので、木くずが目立つのでまめに掃除するようにな
った。必然的に工房がきれいになった。
5.誤って材料を落としてもダメージが少ない。

 いろいろいいことづくめな感じ。

 だんだんと寒くなってきたが、できるだけ休みの日は山歩
きは続けている。紅葉もほぼなくなり、山は冬の装いとなって
きた。外でお弁当を食べるのも厳しくなりつつある。先日は
カセットコンロの小さいやつを持っていってお湯をわかし、
カップラーメンを山で食べてみた。こういうのがとてもうまい
のだ。